『自分の心』さん、はじめまして、
御質問、読ませていただきました・・・・・


＞昔から自分はダメだとか他人に比べて劣等感があるほうでした
＞いろんな事柄や人に対して
＞上手に対応できないときなど激しく自分を責めたてました。

あなたが冒頭に書かれているこの部分・・・・・・・
ここを読んで、今まであなた自身がとても心安らかな時間が無く
過ごしていらしたのだと思うと、どんなに辛かっただろうと思いました。
それは、私自身がこのＨＰで明らかにしているように
アダルトチルドレンであり、『駆り立てられる』ように、
自分自身を責め続けた時間が長かったからだと思います。


＞自分が悪いんだと、それでも一生懸命上手にできるよう努力は
＞人一倍してきたつもりです。
＞でも苦しさや罪悪感、劣等感、惨めさなどがいつも付きまとっています
＞最初は楽しみだったものが
＞だんだん苦しみに変わってゆくことがほとんどです。
＞こうしたいがこうしなければいけないに変わってゆきます。
＞がんばってもがんばっても満足感などなく苦しさだけがましてゆきます。

誰もいないような、どうしていいのかわからないような・・・・・
頑張っても頑張っても、自分の中の自分に「もっと、もっと！！」と
責め立てられている事は、誰にも助けてもらえず、わかってももらえない。
どうしていいのかわからず・・・・・・
どこにも逃げ場が無く、心がへとへとになってしまう事ですね・・・・・
今までも、そして今も本当に、本当に辛いのだと思います・・・・・・


＞そして自分の気持ちや考え方が良く理解できません、
＞仕事をしているときや気のない人といる時は
＞まだ穏やかでいられるのですが、家族といるときや愛する人いる
＞ときなどだんだん自分を責めるように考えはじめ苦しくなり
＞頭痛や吐き気が襲ってきます。
＞頭の中は必死にその責める自分と闘っているのですが
＞どんどん苦しさは増し死にたいくらいつらくなります。

そうですね・・・・・・
自分にとってどう思われても良い相手・・・・・
又仕事のように、数字にはっきり結果が表れたり
一定の評価をされやすいものについては、
きっとあなたの心は平静でいられるのではないでしょうか？

でも、家族や愛する人に対して・・・・・
あなたの中で『愛されたい』という気持ちが
大きくなっていくのではないでしょうか？
もっと、もっと愛されたい・・・愛される為には、
もっともっと頑張らなくては愛されない！
そんな葛藤が、あなたの中で生まれてはいませんか？
また、相手の愛情が足りないように感じると、
それは自分の頑張りが足りないせいだ・・・
そんな風に、自分自身を責めて苦しんでいるのですね・・・・


＞今までは自分と闘うというよりも自分自身の存在もあまり知りませんでした、
＞自分というものが消えていました。
＞だから生きているという感覚もあまりなく特に家にいるときなど
＞自分がそこにいるという感じはなくいろんな出来事が
＞テレビのなかのことのように実感がありませんでした、
＞自分の皮膚感覚でさえあまり感じませんでした。

多くのアダルトチルドレンの方たちがこの体験をしているようです。
自分を”無”にしていないと、存在できない。
何を感じているか、何を考えているか・・・思う事さえ思いつかなかった。
そんな長い時間の中、あなたの中でそれがあなたの生きていく為に
不可欠な形となって、あなたの中にあり続けたのだと思います。


＞でも３～４年ぐらいまえ突然何かに目覚めました。
＞なんだか長い長い眠りから覚めたような感じで
＞あれっ何で自分はここにいるの？
＞自分は何してるの・自分は誰？
＞というふうにいろんなことに疑問を感じ始めました。
＞でもそれからというもの頭が狂ってしまうのではないかというほど悩みました、
＞自分について家族について。
＞家族を否定すれば自分は大丈夫なんだと思え、自分を否定すれば
＞家族は大丈夫なんだと思え、未だにまだ答えが出ず苦しんでいます。

辛いですね・・・・・
”気づき”・・・・・これを得られる事を『良い事』とする風潮があります。
私は、気づかなくても苦しくないのであれば、気づかない方がいい・・・
そう思う時があります。

『若い時の苦労は買ってでもしろ！！』
そんな言葉があります・・・・・
私は、経験などしたくなかった辛い経験をしてしまいました。
そんな経験は死ぬまでしないで、生きていける人が山ほどいます。
『しなくていい苦労は、しないでいい！』・・・・
今、痛切に私はそう思います。


ただ、あなたは何かの気づきをされた・・・・
自分を知りたいと無意識に思った・・・・・・・・
そして、自分がどうしたいのか、誰なのか・・・
を『知りたい』と思われたのだと思います。
辛いことではありますが、
まず、”気づき”をされた事を受入れていく事が
とても大切な第一歩だと思います。


＞父と母が仲良くしているところをみた事はありません、
＞ものごころついたときからケンカばかりでした、
＞もちろん小さい母に父が暴力を振るっている所を何回も見ています。
＞そのときはただただ怖くて
＞布団の中でその時が過ぎるのを待つだけでした、
＞でもそのときの気持ちというのは
＞もしかしたら今まで自分に付きまとっている
＞罪悪感に似たものだったかもしれません。

そうですね、いいところに気がつきましたね・・・・
小さかったあなたは、とても怖かったのでしょう。
その時にあなたの感じていた恐怖感は、
とても言葉で言い表されるものではないでしょう。


ここであなたはお母様を「小さい母」と書かれています。
この事は、ある意味を含んでいるように私は感じています。

小さい・・・と感じているお母様に、
小さなあなた自身を投影していたのではないでしょうか？
つまり、父親の意に反することをすれば、
この母のように暴力を振るわれる・・・
そんなふうに、殴られているお母様を見ながら、
自分自身がされているような痛みを感じていたのだと思います。

そして、そのお母様を父親の暴力から助ける事のできない自分を感じ
父親の暴力を無力に認めていた自分自身を感じていませんでしたか？
父親と同罪で母親に対して、
あなた自身が暴力を振るっていたように感じたのではないでしょうか？
そこで、お母様に対しての罪悪感が生まれたのではないでしょうか？
その罪悪感の為に、お母様に対しとても献身的なあなたがいませんか？
しかし、そんなお母様の中にも
人間的弱さなどの否定的な部分を見つけると
自分の気持ちのやり場が無くなっていくように
思ったりするのではないでしょうか・・・


もう、その頃の自分を許してあげてください・・・
あなたは、とても小さかった・・・
とても、小さくて弱い存在だった・・・・
お母様を助ける事ができなくても、
それは仕方のなかったことだったと私は思います・・・・

こんな事を書くと、
「助けられなくても、父親に対してもっと何かができなかったか！！」
そんな風に、考えたりしていませんか・・・・・・？
その頃の・・・・・、
小さなあなたがあなた自身の「インナーチャイルド」だと思います。
過去は誰にも変えられません・・・・・・
成長した今のあなたが、
その心の渇きをなくし、助けてあげられるといいですね・・・・


＞父親みたいには絶対にならないというふうに父とは逆の人間になるよう自分に言い聞かせてきました、
＞もし少しでも似てると感じたら激しく自分を責めたてました、
＞そしてすぐ直すようがんばりました。

「こうしたい！」ではなく、
お父様への反動として行動し生きてきた貴方を感じます。

いつの日か、あなたの心が少し落ち着き、余裕が出てきたときに
少し考えてみて頂きたい事があります・・・

お父様の全てを否定するところから、始まっているのでしょう・・・
ところが時々、どうしようもなく似ているところを感じる・・・・・
自分の行動や思考の中に見つけてしまう・・・・・・・・・
あなたにとっては許せない事でしょう・・・・

でも、お父様の中にあるものは、あなたの中にもあります。
まず、それを・・・・「できればでいい」ので認めてみてはどうかと思います。
幼い時に見ていたお父様は、
大きく力の強いワンマンな人間だったのかもしれません。
でも、成長したあなたが今見るお父様は、
弱く非力な人間の弱さを持っているでしょう・・・
それらの中に、受入れがたいものと、
受入れられるものを分けて少し考えてみるといいですね。

全てが受入れられなかった時は
・・・・「受入れたくない」あなたがいるのだと考えてみてください。
そして、又時間がたち・・・あなたはより成長しいろいろな経験をしたとき
もしかしたら、あなたはお父様の弱さを許せるかもしれないし
お父様は、過去の自分の過ちを、後悔するかもしれない・・・・・

人間は、止まってはいません。
良くも悪くも動いています。
そして、できれば心穏やかになれるよう・・・
成長をしていることが望ましいと思います・・・・。
そんな事を私は思いました・・・・


＞最近は極力家族との接点をさけるようにしたおかげなのか
＞自分の存在を確認できるように少しずつなりましたが、
＞突然不安に襲われて苦しくなることがあります。
＞そのあまりの苦しさに死にたいと思う事もあります。

この方法はとても大切な事ですね。
今、それでいいと思います・・・・・・・
あなたの中で”防衛機制”が働き、「停止法」という形で
接点を避け、思考が動き回ってしまう事をとめているのでしょう。

おぼれかかっている人は、まず自らの安全を優先していいのです。
それは良く覚えておいてください。
問題を直視していない！！とか・・・・
家族の関わりから逃げている・・・・・とか、自分を責めないでいいのです。
良い意味でも悪い意味でも、接点を持つ事はあなた自身の平静さを
なくす事に繋がっていきます。
あなた自身が書かれているように、
今までの自分自身を認識していない時間が長かったのですから
それらをゆっくりと時間をかけ、整理していく事が必要です。

あなたは、あなたを「大切」にしていいのですよ・・・
その事に、罪悪感を持たないで下さいね・・・。
今は、生きていく事が大切です。
それが一番大切です・・・・・
生きていれば、きっと「生きていて良かった！」と思える日が来ます。
覚えておいてくださいね・・・・・


＞で・u桙烽ネんとかこの不安を乗り越えたいと自分を見つめたり
＞心理学の本を読んだりして様々な自分の中でことを試してみましたが
＞なかなか心を軽くする事ができません、
＞もしかしたらそうやって自分で頑張ること自体が悪いのではないかと思うこともあります。
＞やはり病院とかカウンセリングを受けたほうが良いのでしょうか？
＞私は何かしらの病気なのでしょうか？自分で判断できません。
＞何だか支離滅裂な文章になりました誠にすいません。

本であったり、理論であったりするものはとても指針となりますが
心の問題は、とても取りまとめて書けるものではありません。
また、まとめようという方に無理が出てしまいます。
心は、お一人お一人「オーダーメイド」でなくては
絡まった心の糸は、解いてはいけないと思っています。


書き込みを読む限り、身体症状は書かれていませんが
自殺願望もあるようですので、カウンセリングを受けられる事をお勧めします。
投薬が必要であれば、
その様子からカウンセラーがアドバイスすると思われます。
ただ、経験がある程度あり
信頼できるカウンセラーと、出会っていただきたいと思います。
私自身であっても自分の心は分析はできても
整理することができないものです。
専門家であり、第三者の力を借りた方がいいと思います。

ただ、症状的に辛そうに感じますので、
ボランティアレベルのカウンセラーではなく
多少経費的には大変だと思いますが、プロのカウンセラーに
定期的にカウンセリングを受けられる事をお勧めします。
１～２年くらいを目安に、長期的な継続をお勧めします。

それは、行動療法や、論理療法などといったある程度短期的なものではなく
ゆっくりと、整理していくカウンセリング療法が有効だと思うからです。
今の時点で気づかれたことで、整理をされる事で
これからのあなたの人生で関わっていく人たちとのフィルターが
良い意味で変わっていくと思われます・・・・・・


＞いろいろ心救われることが多いです、
＞夜中突然不安になり苦しくなる時など
＞このホームページをみると心が落ち着くことができます、
＞自分ひとりが悩んでいるじゃなくいろな人も悩んでいるんだとか、
＞自分はおかしくない
＞少し心が疲れているんだと思えたりすると気が楽になります

心が疲れているだけですよ。
いっぱい頑張ってきたんですもの・・・・・

少し、心の緊張を緩めていきながら整理をしていくことで
貴方の中の不安や苛立ちは、少しずつ回復していくと思われます。
ただ、カウンセラーが何かをしてくれるのではなく、
あなた自身が、あなた自身をしっかりと直視し
あなた自身が変えていくことを理解していく事が大切です。
貴方を救う事ができるのは、貴方だけなのですから・・・・


頑張り過ぎないように･・・・そして頑張れる事だけ頑張ってくださいね。
応援しています・・・・・
何か思う事があれば、御返事をしたいと思いますので、
宜しければもう一度、ご連絡を下さいね・・・・