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ひまわりさん
生きる目標が定まりません。
35歳の無職独身です。
5月末に会社を辞めました。
27まで正社員として働きましたが、
その後は、派遣で色々な会社で仕事していました。
去年の9月から正社員を目指し、最初は契約社員で働きましたが、
一生やっていくこともできないと思い、2月20日に退職。
3月1日からは、新しい会社で社員として働いていました。
が、そちらも、一生してゆくことと思えず、
試用期間中を終えたところで会社側とも話し合い、退職いたしました。
彼とも、12月で別れ、仕事でも、
こんなことを繰り返していて、自信喪失となっています。
好きな人と最高にうまくいく本とか、
自分を見つめる系の本とか、そういう類の本を7,8冊は読みました。
結局自分を好きになりましょう。
自分に自信持ちましょう、自分の好きなところ、
嫌いないところを自覚しましょう、と書いてあり、
実行して1週間経過しましたが、全く駄目です。
とても霊感の強い友人が言うには、
私の去年は一番悪い年で、今年もまだ悪い年、らしいです。
厄年が終わったかと思えば、大殺界が続いているらしいです。
30代に入った途端、
気持ちの晴れない日々が続き、仕事も全く駄目になりました。
そういうせいにしたくありませんが、
そのせいにするほうが楽なくらい、気の晴れない日々が続いています。
田舎で、近所の人が家の犬をお孫さんの散歩で見に来たりされます。
本当は外に出て、新しいお店を見たり、色んなところに行きたいのですが、
通勤の時間外に外出すると、近所の人に会ったりするので、
物音立てずアンネフランクのように暮らしています。
窮屈この上ないです。
車がずっとあると、近所では、
働いていないと評判になってしまうので、母に乗って行ってもらっています。
以前も近所の方が、お孫さんの散歩に家におみえになった際、
洗濯物を入れていた私は鉢合わせてしまったのです。
母も、私と同じくらい、近所の目を気にして生きています。
一人暮らししたいと言い出しても、こういう所なので、
すぐに噂になるので、母は、昔から、家を出るときは結婚するときだという考えです。
家庭環境は、父母、結婚した私と双子の姉でした。
「自信を持ちましょう本」には、
やはり、前向きに育てられないといけないのだな、と感じました。
そういえば、母から誉められたことは一度もありません。
今のように引きこもっても、理解してくれないです。
父は私が反論すると、同じように揚げ足取る人で、話になりません。
父は定年退職してごろごろしています。
私と同じレベルです。
母のパートナーはお父さんなんだから母を助けてあげて、
と言っても、あんたは、子供だから、私が家のこと全部するべきだと。
全く話にならない人です。
姉と私は、小さいときから、双子ならではの喧嘩が頻繁でした。
一番近い存在が父母でもなくやはり双子の姉でした。
そういう姉と私は、いつも食後2,3時間は話している割に、
揚げ足で、最後はお互い、ののしりあいで終わるのです。
31で姉が結婚するまで続きました。
認め合ったことがありません。
姉が自分の欠点を挙げたとき、
やはり私がののしっていた部分をあげるのです。
私は、心臓が悪くて超過保護だったこともあり、姉は頼りでした。
勉強も姉の方ができました。
姉が結婚してから、1年間はどうしていいものか、わかりませんでした。
そんなときに、去年別れた彼と会い、
いつの間にか心の支えになっていました。
が、そんな彼とも、私が自分に自信がなかったために、うまくいきませんでした。
自分に自信を持てるような人生を送ってきていませんので、
自分に自信持って、って言われても私には簡単ではありません。
何か知恵をお借りしたいと思います。
はじめまして「ひまわり」さん、風早里美です。
ご質問を読ませて頂きました。
ご質問を頂いて随分と時間が経ってしまいました。
お返事が遅くなり申し訳ありませんでした・・・・・。
>生きる目標が定まりません。
>35歳の無職独身です。
>5月末に会社を辞めました。
>去年の9月から正社員を目指し、最初は契約社員で働きましたが、
>一生やっていくこともできないと思い、2月20日に退職。
>3月1日からは、新しい会社で社員として働いていました。
>が、そちらも、一生してゆくことと思えず、
>試用期間中を終えたところで会社側とも話し合い、退職いたしました。
会社を辞められる経緯にある言葉・・・・
「一生やっていくことが出来ない」・・・
この言葉は、ひまわりさんの中でどこから来ているのでしょうか?
なかなか今の世の中では、
一生やっていこうと・・・思える仕事についている方は少ないようです。
勿論、体力的に限界を感じたり
自分自身が、その仕事に対して壊れてしまいそうに思い
冷静に一生やっていけないと判断される方はいらっしゃいますが・・
この”こだわり”は、ひまわりさんの価値観に
大きな影響を与えていると思われます。
周囲に、何かにひたむきに仕事をされた方がいらっしゃるとか、
または、ご自身がそうでない為に
「一生やっていく」という価値観を重視したお話を
ひまわりさんに語られた方はいませんか?
読まれた本の中で、そういった方を尊敬した等という事で
ひまわりさんが大きく影響を受けているかも知れません・・・・
少し考えてみていただけますか?
>とても霊感の強い友人が言うには、
>私の去年は一番悪い年で、今年もまだ悪い年、らしいです。
>厄年が終わったかと思えば、大殺界が続いているらしいです。
>30代に入った途端、
>気持ちの晴れない日々が続き、仕事も全く駄目になりました。
>そういうせいにしたくありませんが、
>そのせいにするほうが楽なくらい、気の晴れない日々が続いています。
そうですね・・・
気持ちがめいってきたり、悪い事が重なると
平素は、気に留めない小さなマイナスも数えてしまい
悪い事が重なっていると感じてしまいます。
何をしても上手くいかない・・・事は、確かに時期的にあるように思います。
ひまわりさんが、どのような気持ちになられ
めぐり合わせの悪さに理由を見つけたい気持ちはわかります。
>家庭環境は、父母、結婚した私と双子の姉でした。
>「自信を持ちましょう本」には、
>やはり、前向きに育てられないといけないのだな、と感じました。
>そういえば、母から誉められたことは一度もありません。
>今のように引きこもっても、理解してくれないです。
そうですね・・・・・とても理解されない事は辛いですね。
本当に、育ってきた環境の中で覚えてしまった価値観は
生きていくうえで大きく自分自身を動けなくしてしまう時があります。
ただ・・・・ひまわりさんが今どんなに「変わりたいと思っているか」という
エネルギーが大きなものであるならば、貴方は変わることが出来ます。
前向きに育てられなかったから・・・前向きに生きてみたい・・・
そう強く思うことがまず大切だと思います。
自分に暗示をかけるように、そうつぶやいてみる事も
新しい試みだと思います・・・・
>姉と私は、小さいときから、双子ならではの喧嘩が頻繁でした。
>一番近い存在が父母でもなくやはり双子の姉でした。
>そういう姉と私は、いつも食後2,3時間は話している割に、
>揚げ足で、最後はお互い、ののしりあいで終わるのです。
>31で姉が結婚するまで続きました。
>認め合ったことがありません。
>姉が自分の欠点を挙げたとき、
>やはり私がののしっていた部分をあげるのです。
>私は、心臓が悪くて超過保護だったこともあり、姉は頼りでした。
>勉強も姉の方ができました。
>姉が結婚してから、1年間はどうしていいものか、わかりませんでした。
お姉さんに対しての関わりの中で育ったひまわりさんが
お姉さまの結婚によって、どこかで双子という同じ場所から
独りぼっちにされてしまったような感覚が
今の貴方の状況を創っているのではないかと思いました。
心臓が悪くて過保護であったということは
その病によって、お姉さまよりご両親からの関わりは深かったと思います。
お姉さまにしてみれば、勉強などを頑張ることで
ご両親に愛されたかったという、無意識の思いがあったかもしれません。
お姉さまが結婚され一人で家庭に残された時
お姉さんという”ものさし”が無くなってしまい
「どのようにすればいいのか」がわからなくなってしまったのではないでしょうか?
お姉さまとのかかわりも、最後には揚げ足を取るというものであったようですが
きっと、お父様がそうであったように、無意識に行われる「心理ゲーム」であり
そういった関わりの癖を持っていらしたのだと思います。
相手をとても認めているだけに、認めてしまうことで、
自分の方が劣る事を認めてしまう事を恐れたのだと思います。
そして、そんなに相手を悪く言いたくないのに
「どうして、あんな事を言ったんだろう??」
そう感じるケンカを何度もされた事と思います。
ですから、まずお姉さんの存在がなくなって
「重石」のようなものがなくなってしまっている状態であることを
しっかりと認識される事が必要だと思います。
それが、貴方を不安定にさせているように感じるからです。
>田舎で、近所の人が家の犬をお孫さんの散歩で見に来たりされます。
>本当は外に出て、新しいお店を見たり、色んなところに行きたいのですが、
>通勤の時間外に外出すると、近所の人に会ったりするので、
>物音立てずアンネフランクのように暮らしています。
>窮屈この上ないです。
>車がずっとあると、近所では、
>働いていないと評判になってしまうので、母に乗って行ってもらっています。
>以前も近所の方が、お孫さんの散歩に家におみえになった際、
>洗濯物を入れていた私は鉢合わせてしまったのです。
>母も、私と同じくらい、近所の目を気にして生きています。
>一人暮らししたいと言い出しても、こういう所なので、
>すぐに噂になるので、母は、昔から、家を出るときは結婚するときだという考えです。
さて、これからの方向性として考えていくときに
まず、現実から見極めてみましょう・・・・・
現在の、ひわまりさんの状況です。
ひまわりさん自身が、今の自分自身を受け入れてないようですね。
世間の評価の為に,生活を随分と制限されているようです。
この事が、大きな自己否定に繋がっていくと思いますよ・・・・。
近所の評価・・・・・・
ひまわりさん、貴方はご近所の方が「うらやましい」と思われる環境にいれば
あなた自身も、心から幸せになれると思っていますか?
10代の子供ではないひまわりさんが
例えば、本当に「一人暮らしをしたい」と思われた時
それを実行する事は難しいとは思えないのですが・・・・・
一人暮らしをしない・・・・事は、ご両親のせいですか?
まず、それを考えてみて頂きたいのです。
大切な事は、「一人暮らしをする」事ではなく
「一人暮らしで家を出るのではなく、結婚で家を出るべき」・・・
そういったご両親の価値観を、
ひまわりさん自身が「選んでいる」のだということを認めることだと思います。
それ自体が、いけないことではないのですよ。
ご両親の嬉しい顔を見たいとか、自分自身もそうしたいのであれば
それはそれでいいことなのだと思います。
ただ、それを自分自身が選んでいる事を認めず
「押し付けられている」と受け止めてしまうと
見えなくなってくることが多いように思います。
>そんなときに、去年別れた彼と会い、
>いつの間にか心の支えになっていました。
>が、そんな彼とも、私が自分に自信がなかったために、うまくいきませんでした。
>自分に自信を持てるような人生を送ってきていませんので、
>自分に自信持って、って言われても私には簡単ではありません。
>何か知恵をお借りしたいと思います。
恋人との別れも、過去の事です。
ひまわりさんに自信がなかったために別れたのかもしれないし
全く違う理由があったのかもしれません・・・・。
自分に自信を持って・・・自信満々に生きている
そう見える人はいても、自分に本当に自信がある人は
あまりいないのではないでしょうか・・・・・・?
ただ、もしかしてそう見える人がいるのだとすれば
いろいろなことに、一生懸命に努力している人のように思います。
今、自分に出来る事を、出来るだけ頑張っている人のように思います。
本を読まれても一般的な言葉しか書かれていません・・・・
ひまわりさんの人生は、オリジナルなものです。
例えば、一人暮らし・・・・・をするにしても、しないにしても
想定していろいろと考えてみることは出来るでしょう・・・・・・
お仕事をやめられた件・・・・・
一人暮らしであっても辞めていたかどうか・・・・
一人暮らしでも辞めていたと答えが出れば
その退職は、必要でありひまわりさんにとって賢明な選択だったでしょう。
例えば、一人暮らしでは、その時には少なくても辞めていない・・・
そう、答えが出たとすれば、選択が少し早かった可能性があると
少しだけ、反省する情報とすればいいのです・・・・・・。
退職が、間違っていたとか悪いとか、
そういう事をお伝えしたいわけでない事、お分かり頂けますか?
退職も過去の事です・・・・・
そういった事は、後悔しては自分自身が辛いだけです。
しっかりと考え、反省して未来に活用していきましょう・・・
心理学の言葉に、
「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」
そういった言葉があります・・・・・
貴方にしか貴方を変えることも救う事も出来ません。
今までの、多くのことが絡んでしまい複雑になってしまい
どうしていいのか、わからなくなってしまい
どんどん意欲も、なくなっていく状況ではないでしょうか?
どうか、本を読まれたり自分で考えても、
ぐるぐると出口が見つからないようでしたら
カウンセラーにサポートしてもらい、
オーダーメイドで自分自身を探してください。
まず、新しい自分と出会う為に、「小さな一歩」を歩みだしませんか?
その小さな一歩が、いつの日にか大きな違いとなってくると思います。
応援しています・・・・・