父の暴力・潔癖症の母・・・16歳妊娠・中絶の後出産22歳子育て・・・
もなさん
2006年7月16日 もなさんからご相談を頂きました。
こんにちは。
今までどうにかごまかして頑張ってきましたが、
もう限界がきてしまった気がしてご相談させていただきました。
どうにか解決策はないものかと色々検索した結果、
アダルトチルドレンという言葉に出会い、特徴など読んで
悲しいほどすべてにおいて当てはまっていて涙があふれてきました。
色々とありすぎてうまくかけないと思いますがご容赦ください。
私は現在22歳、4歳&0歳の子がいます。
私の父は開業医で母は一応専業主婦です。
父は若い頃はとにかく短気で、母とよく喧嘩をしていました。
本当に些細なことで怒りだし、
母は腰を骨折させられたりもしました。とにかく手が出る人です。
プライドが高いのですが本当は愛情深い人なような気がします。
それはうちの娘たちに対する態度を見ていて本当によくわかります。
母はとにかく完璧な母というか女性でした。
家の中は綺麗で完璧な状態。料理も上手、
美人で評判、何をとってもとにかく完璧でした。
私も綺麗好きというか潔癖ですが、
私より掃除が上手なのは正直母以外にいないと思っています。
でも完璧故にいつも疲れていました。
その反動が子供が独立した今になってきたのか、
疲れる疲れると言っています。
帰省はしないのかといってきておいて帰省しても
疲れるから早く帰って欲しいと言い、帰るときには泣きます。
趣味の社交ダンスを週5日やっていますが、
そこで嫌なことがあると不機嫌になり、疲れたと言います。
子供たちが自分と疎遠になっている状態が納得いかず、
産まなきゃ良かったと言っていました。親に逆らう物はいらないのだとか・・・。
両親は父の暴力が原因で私が12歳の春に別居しました。
その頃は父の精神状態も最悪で、警察沙汰にまでなって逃げ出たというかんじです。
兄たちは一人暮らしをしていましたが、
未成年の私と姉は母についていき、転校などとても辛い思いをしました。
その頃私と姉は立て続けに入院しました。それほど精神的に参っていたようです。
現在の他の兄弟たちも一人はうつで家から出れなくなった時期があったり、
一人は30過ぎで仕事を続けることができず、
結婚し子供も産まれましたが結局は人の愛し方がわからなかったのでしょう、
ごたごたして一年あまりで離婚、その後家賃を払って住むはずだった
うちの両親の持ち家に家賃を滞納して2年以上居座り続け、
インターホンは外し、ドアには5個以上の鍵をつけ、引きこもっています。
←この兄は正直いつか問題を起こしたり
犯罪につながるのでは・・・とビクビクしています。
もう二年も引きこもっていますし、若い頃の父に似てすぐに手がでます。
それに前に他の兄弟同士のいざこざがあった際、
夜中私の携帯に20件もの着信があり、その上内容も
『てめぇ△×□・・・(よく聞いてなかったし、あまり理解できない感じでした)』
という口調でかけてきたり・・・とここまでいくと正常ではないと
思ってしまうのは私だけなのでしょうか。。。
私自身は5人兄弟の末っ子です。
自分で言うのはなんですが、昔から優等生そのものでした。
昔から一日2個習い事を掛け持ちして友達と遊んだことが
ないくらいだったので、何でもできて当然といえば当然だと思います。
生徒会に部活の部長、毎年学級委員(これは兄弟皆がそうです)、
高校も地元でトップの高校に進学し、両親にも期待されていました。
そんな私の人生が一変したのが16歳のときです。
今も苦しくなる思い出です。
(書くのにものすごく時間がかかりましたので文章がおかしかったらもうしわけありません。)
彼氏(今の主人です)との間に子供ができました。
彼の両親も驚いてはいましたが、産みたいのなら協力すると言ってくれ、
私たちはせっかく授かった命を大切にしたいと思いました。
でも私の両親はそれを許してはくれませんでした。
堕胎が当たり前という方向に向かっていました。
話し合いをできる状況でもなく、泣きながら中絶同意書を持って
彼の家に行った私の携帯は、母からの着信でずっと鳴り響いていました。
電話に出ると『早く書いてもらってきなさい!!何してるの!!
今からそっちの家に乗り込んでやるから!』と言われ、
何をするかわからない父や、ヒステリックになっている母のせいで
支えてくれた彼の親に迷惑はかけられないと思い、
『自分の子供を殺すようなことはできない』と泣いてしまった彼に
無理矢理同意書にサインさせ、急いで家をでました。
お腹の子は静かに天国に旅立ちました。
自分の子供を守れなかった情けない自分を
悔やんでも悔やみきれない思いでいっぱいでした。
あの出来事から私の心には大きな大きな陰ができました。
その後は毎日親に監視される日々が続き、もちろん彼とも会うことを禁止され、
弁護士まで頼んで同じ地区に住まないで欲しい、
18歳未満の子に性行為をする等犯罪だなどといって本当にめちゃくちゃでした。。。
でも私にはもう彼しかいませんでした。
一緒にいる瞬間だけが安心できる瞬間でした。なのでずっと隠れて付き合っていました。
その後再び妊娠し私は家を出て彼の家に住まわせてもらうことにしました。
しかし4週で流産・・・。高校は退学しました。
その後今の長女の出産を機に
『私の勝手で娘に片方の祖父母と会うことができない
かわいそうな思いをさせるなんてかわいそう。』という思いで
自分が親になって初めてわかった親を大切に思う気持ちなど
自分の素直な気持ちを手紙に書いて母に送りました。
それで表面的には和解し、色々な協力をしてくれました。
しかし、母は何か気に入らないと、“こんなにしてやったのに”、
“あんたのせいでお兄ちゃんたちと絶縁状態になったのに”、
“今までさんざん迷惑をかけて皆を傷つけたんだから
一生償い続けていかなければいけない”と言います。
母にとっては何かをしてやったらありがとうの言葉だけでは駄目なようです。
その後の行動でも感謝を示さなければ感謝していないのだと見なすようです。
こう言われると何も言えなくなります。
確かに私が悪いから・・・って。
でも最近本当にそうなのかわからなくなってきました。私だって本当に苦しんだのに・・・。
兄には最終的には自分で選んだ道なんだからと言われ、自分にもそう言い聞かせてきました。
だから自分は親にも頭を下げ続けて、逆らうことは許されないんだって。。。
でもいろんな面で苦しくなってきました。
こんな思いをするくらいなら全く関わりを断ってしまえば楽なのに、、、とも思いました。
でもどうしてかそれができないんです。
こんな親でも娘たちには義両親よりも懐いて欲しいと思ってしまうし、
義姉の子供を義両親が可愛がっているのをみると、
“私たちには私の親がいるんだから”って思っている自分がいて、、、
もしそんな存在がいなくなれば私自身とっても孤独な感じがしてしまって。。。
だからうちの親との付き合いをやめるなら、
義両親とも付き合いたくないって思ってしまうんです。
傷つきたくないから・・・。
でも主人のことや子供たちのことを考えると
(どちらのじじばばも大好きです)そんなことはできないんだって。。。
私の家族はこんな感じです。
そして兄弟同士では私以外の兄弟はまあ仲良くやっていて、
親子関係は皆普通ではないです。
全く縁切りという兄もいれば、
親は馬鹿だからハイハイと話を聞いていれば良いという兄もいて、
私はといえば・・・喧嘩→疎遠→私が折れるというのを繰り返していて、
私の中にも色々な葛藤や苦しみ、
本当は 親ってこんなものじゃないんじゃないか・・・って
どうしたらいいのかだんだんわからなく、この呪縛から抜け出せるのは
親(特に母親)が亡くなってからなのではという気持ち、
でも親がこの世からいなくなってしまうという恐怖が交錯して、
離れてみたり、依存してみたりを繰り返している自分が嫌になってきてしまいました。
そして私の子供への接し方、
主人への行動も自分を大っ嫌いになる要因の一つだと思います。
誰にも相談できずにいました。
唯一の私のカウンセラー的存在である義父にも言えずにいます。
多分、子供を育てる資格がないと子供を取り上げられてしまうという恐怖があるからです。
子供を怒鳴ったり、蹴ったり、ひどいことを言って傷つけてしまいます。
それは主人にも同様です。
主人に対してはなぜ自分をたくさんの苦しみから
救ってくれないのかという気持ちが自分の中のどこかに存在しています。
でも娘はママ、ママと慕ってきてくれます。
主人は愛してくれます。それが何より辛いです。
周りは『本当に上手に子育てしてる』といいます。
『ママの育て方が良いからまっすぐに育っている』と言います。
本当にこの子の親で良いのかと思うほど素直で(わがままなところもありますが^^;)
まっすぐな誰にでも好かれる良い子なんです。主人のおかげもあるのかもしれません。
でも、私は最悪な親、妻なんです。
あんなに欲しくて欲しくてできた子なのに、
産まれてきてくれたことを一生感謝して生きたいくらい大事な子なのに、
あんなに一緒になりたくて一緒になった人なのに、
私の完璧主義な性格の犠牲になってしまっています。
主人は忙しく日曜以外はほとんど家にいないので昨年11月に転勤で
地元を離れてからは、次女の出産から何からすべて一人でやってきました。
実母は手伝いには行けないと言い、義母は来てくれるとは言われたのですが、
完璧主義の私は『お願いします』と言えませんでした。
少しでも自分と違うようにされるのが嫌だったからです。
(食器の洗い方やキッチンのシンク、特に排水溝の掃除の仕方、
洗濯物の干し方、風呂の入り方など)そのため、
お手伝いなどを人に頼むこともできませんでした。
それでも主人は産後二週間の私と子供二人を残して出張に行ってしまいました。
本当に辛かったです。
本当は3人くらい子供が欲しいと思いました。
でももうこんな思いまでして出産はできないと思いました。
毎日毎日具合が悪くても朝娘のお弁当を作って幼稚園まで送って行き、
下の子のお世話、その合間に掃除洗濯・・・娘を迎えに行き
ご飯支度をして食べさせて、二人をお風呂に入れて
バスローブのまま寝かしつけて、その後自分もお風呂に入って寝る。
一日の愚痴を聞いてくれる人もいなくてストレスだらけの毎日。
娘が片付けをしなければ怒り、食べ散らかせば怒り、ダラダラすれば怒り、、、毎日毎日後悔ばかりです。
本当はもっと優しくて立派なお母さんが育てた方がうちの子供たちは幸せなんだと思います。
最近私は二週間に一度は熱を出しています。
長女が産まれてからはこんなこと一度もありませんでした。
疲れがたまってきているのでしょうか。
現在も母と帰省のことでもめていますが、
なんだかもうどうこうするのも疲れてしまいました。
私にとって母は必要なのでしょうか?
私にとって色々な面で強くならなきゃいけなかったり、
変わらなきゃいけない面があることはわかっています。
でもどうしたら変われるのでしょうか?
私にとっての最良の相談相手って誰なんでしょうか?
私はどんなところまで頑張ったらよいのでしょうか?
純粋、無垢な娘たちの目をもっと輝かせるのも濁らせるのも私にかかっています。
私は何をしたらよいのでしょうか?
長々ととりとめのない文章をお許し下さい。
どうか私にアドバイスをお願いいたします。
はじめまして、風早里美です。
随分と時間が経ってしまいました・・・
その後、どうされているでしょうか?
何とかお返事をするつもりで、
お待ちいただくようにメールを送付しましたが・・・
お返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
22歳の貴方が、こんなに苦しんで
人生を送っている事に哀しみを感じています。
私も妊娠に対応でない身体を持っている為に
ドクターストップにより、中絶した事が有ります。
本当に自分自身が幼い頃より否定し続けた、その行為をした自分を
自分自身が許せなく、そして消えてしまいたい日々でした。
それを16歳で、自分で自分の子供を死に追いやるという決断を
しなければならなかった辛さは、どんなものだったのでしょうか?
貴方の心が、壊れてしまっても・・・・・仕方ないほどだったと思います。
それは、御両親の常識では考えられない行動を知っているので
周囲の人をこれ以上を傷つけたくないという思いであっただろうと思います。
でも、きっともなさんは御主人や、御主人の御両親にも申し訳ないという気持ちを持ち
自分自身も子供を守れなかった・・・・という自分の弱さに目を向け
色々な全ての事に対して周囲から「お前が悪い」と言われ続ける事で
どんどん、「自分が悪い」と強く思い
そして、その後で来る「自己防衛」という心の防波堤が
自分だけが悪いわけではない・・・・・と叫んでいるようです。
それは、貴方の中に二つの大きなエネルギーを創ってしまい
戦っている状態になってしまいます。
もなさん・・・・・・
辛くて悲しくて、もがき、足掻いている感じがします。
一人で22歳の貴方が、遊びもしないで
110代から、ずっと育児をする生活。
勿論、あなた自身が選んだことだと人は言うかもしれない・・・
でも、一人ではなく誰かと一緒に・・・子育てしたいと思っていいですよ。
そして、誰かが一生懸命に生きている貴方の頭を撫でて
「ちゃんと、よく頑張っているね・・・」と、認めてくれることが必要です。
誰かに見守ってもらい、頑張っている事を認めて欲しいと思っていいんだと思います・・・・
>最近私は二週間に一度は熱を出しています。
>長女が産まれてからはこんなこと一度もありませんでした。
>疲れがたまってきているのでしょうか。
>現在も母と帰省のことでもめていますが、
>なんだかもうどうこうするのも疲れてしまいました。
疲れ果ててしまい、自分の中の免疫力が弱まっているようです。
その延長上に、生きる事を否定してしまう心が育つ前に
どうか、身近なカウンセラーにかかってください。
貴方は疲れきっているのです。
もうこれ以上頑張らなくてもいいから、
出来る事を出来るだけ・・・やっていけるようになれるといいですね・・・
>私にとって母は必要なのでしょうか?
このテーマは少し先に考えた方がいいと思います。
重さに苦しすぎて、捨てたくなっているのだと思いますが・・・・・
本当に「捨てる事」がが必要ならば自分が壊れる前に
「すたこらさっさ」と逃げ出してもいいと思いますが
今は、その時では無い様に思います。
その事は、いつの日が自分(もなさん)自身が
子供に捨てられる日が来るかもしれないという
不安感を貴方の心に残してしますからです・・・・・
母親という存在は自分で生きていけるのであれば必要ではないと思います
でも、必要だからではなく存在しているのは何かの理由があるのだと思いますよ・・・
>私にとって色々な面で強くならなきゃいけなかったり、
>変わらなきゃいけない面があることはわかっています。
>でもどうしたら変われるのでしょうか?
それは、その人だけのペースで
方法もオーダーメイドでカウンセラーと創りあえると思います。
でも、ちゃんと方法はありますよ・・・・
私としては、「いい加減」の行動と考えを身に付ける事
そのことではないかと思っています。
例えば、気になることに対してピンスポットが当たっているような心になった場合
そういった場合に、自分の気持ちを緩和させるようにする方法を知ることです。
例えば、お母さんが貴方を攻めたとしても
「へぇ~、彼女はこう思っているんだなぁ」と考えることに決め、
しっかりとお母さんとの境界線を意識し、巻き込まれないようにすることです。
>私にとっての最良の相談相手って誰なんでしょうか?
貴方にとっての最良の相談相手は、「あなた自身」です。
他の誰かが、どんなに身近にいても共感してくれても
貴方自身ほどに、貴方が頑張っている事や、辛い気持ちをわかってくれないからです。
でも、「相談相手になってくれる貴方」は、まだ育っていません。
自分自身を専門家の手を借りて、しっかりと探し
素敵で頼りがいのあるアドバイザーとして育ててみませんか?
>私はどんなところまで頑張ったらよいのでしょうか?
>純粋、無垢な娘たちの目をもっと輝かせるのも濁らせるのも私にかかっています。
>私は何をしたらよいのでしょうか?
「頑張らない事」を、頑張る事です・・・・・・
その事によって、時間にも心にもゆとりが生まれ
貴方の本来持っている優しさが、自然に表現されるようになります。
そして、お子さんたちについては何をしようと今は考えないで下さい。
生活面で、必要な事だけを最低限して生活して下さい。
大切な事は心の整理をして、あなた自身が幸せになる事
・・・・まず心を落ち着かせることが大切です。
その事が結果として、貴方の愛情をしっかりと表現する事に繋がります。
相手(子供)を大切にしようとすれば、まず自分を大切にする方法を知りましょう。
そして、これ以上自分を責める日々が続く前に
子供たちを傷つけてしまう事に、貴方が傷ついて壊れてしまう前に
どうか、専門家の所に行ってください。
心を開いて、「本当の自分」を見せる場所を作ってください。
今の貴方に良くやっているよ・・・・・・・
一生懸命にやっているね・・・・・・・
誰も、貴方の事を責めたりしないよ・・・・
責める人がいたら、その人こそ責められるべきだからね・・・
そう自分自身に、言ってあげてください。
いつの日が心安らかに自分を認めてあげる日が来るといいですね。
心から、応援しています・・・