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ライクユアセルフ 風早里美のブログ

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アダルトチルドレン
うつ病の背後にみえる、アダルトチルドレン

うさぼんさん

2009年9月15日 うさぼんさんからご質問を頂きました。

*** ご相談の内容 ***

 

はじめまして。うさぼんと申します。

今自分の感じていること、思っていることを誰かに聞いてほしくてメールしました。

 

私は今、うつ症状で心療内科に通院しています。

きっかけは何カ月も続いた不眠。

最初に行った病院ではひたすら睡眠導入剤を処方されました。

そのまま何カ月かするとだんだん効かなくなってきて

量を増やそうか と言われた頃に

会社の健康診断で”抑うつ状態”という診断。

これを期に病院を変えました。

 

今は睡眠薬ではなく安定剤をいくつか処方されています。

体のだるさ、めまいは朝→夕でよくなりますが、

夜になると気持ちが落ち込み突然悲しく なって涙が止まらなくなります。

 

でも、お昼過ぎに会社に行く頃には、はた目から見たら

どこも悪くなさそうな元気な 状態になる為、

正直会社に行くのも休むのもややプレッシャーです。

幸い相談している上司が 理解のある方で、

“大丈夫?”と言いつつも普通に接してもらえるので、

それがあってなんとか 午後からでも会社に行けている状態です。

会社の産業医には精神的な症状の少ない

”仮面うつ病”という症状かもしれないね、と 言われました。

 

私は今、30歳、独身(離婚歴あり)で子供はいません。

彼氏はいますが遠距離で、いつか結婚できたらいいなとは思いますが

失うものが多すぎて 踏み切れません。

 

両親の折り合いがあまりよくなく、私は一人っ子なので、

もし両親を置いて離れた土地に行く ことになったら後悔すると思うからです。

地元の友達はみな地元で落ち着いており、

自分だけが 遠くに行くことも不安です。

そもそも、離婚した前夫より先に結婚して恨まれでもしたら と思うと

怖くて次の結婚を実際に行動に移す勇気が出ません。

 

仕事は大学卒業後今の会社に就職し、一般職での採用でした。

担当する仕事は一通り自分でできるレベルだと思いますが、

このままここにいても上に行く 道はなく、

“ただ長くいるだけの人”になっていくんだろうなぁ、と思うと虚しいです。

 

ここ1年くらいはずっと反りが合わない上司に毎日毎日イライラしていました。

本当は別にやりたい仕事があるのに!

なんでこんなところにいなきゃいけないんだ!! そう思う毎日でした。

実際には今もまだその気持ちはありますが、

体のだるさの方が大きく 真剣にそのことを考える気力がありません。

でも少しずつですが、いろいろ勉強はしています。

 

病気の症状が出る前はその方面への転職も本気で考えましたが、

この不景気もあり留まって いたところでした。

仕事も結婚も家族のことも、これからのことが

何も先が見えない状態で、もうどうしたら いいのか分かりません。

そこにきて“うつ病”なんて、なんだか自分だけがうまくいかない 人生を

送っているような気がして悲しくて悔しくてつらいです。

彼氏も友達も心配して気遣ってくれていますが、

両親にはまだ話していません。

 

小さい頃から“いい子”を演じていないと

認めてもらえないという思いを持ち続けてきました。

でも実際には私は親にとって理想の“いい子”ではありませんでした。

病気のことを話したら

、“いい子でない”自分にとどめを刺されるような気がして・・・。

もし実際にそう言われて立ち直れなくなるのが怖いです。

 

いろんなことがうまくいかなくて、

たぶん“コレ”という原因があるわけではないのは わかっています。

でも、誰かに聞いてほしかったんです。 何かコメントいただければ幸いです。

 


「うさぼん」さん、はじめまして風早里美です。
お返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。

うさぼんさんは、ずっと「いい子」を演じてきて

今でも「いい子」を演じているんだなぁ・・・と感じて、心が痛くなりました。

 

症状としては「うつ」状態だと思いますが

周辺の状況、親御さんへの気遣いや、もと夫への遠慮(恐怖感)など

一人っ子として成長された中に、自分自身の本心を

周囲に表現したり、押し通したりしてこられなかった・・・

 

つまり、「あるがままの自分」を生きてこられなかった為に

心と身体が悲鳴をあげているように感じました。

 

仮面うつ病と言う病名が医師から語られていますが

うさぼんさんが、あなた自身が本当に心に正直に行動するために

そういった病状を仮面のように身体と心に現してしっているのだと思います。

 

 

直接のきっかけは、書かれているメールの中の

「1年ぐらい反りの合わない上司」なのかも知れないですね・・・

ずっと緊張状態であった為に、ゴムが伸びきってしまったのだと思います。

 

親御さんと離れ遠方に行く事への不安

誰も知らない土地に行く事の不安もあるようですね・・・

うさぼんさん自身が、自分のこれからの人生を考えた時に

色々な事を自ら決め、自ら選び、その責任を取っていくといった

自律した人生を手に入れ始めた時に、

あなたの症状は改善してくと思いますよ・・・

 

ご両親は天国に召される時に、一人っ子であるあなたが、

本当の幸せを手に入れていなくて、独りでいると言う事を哀しく思い

あなたへの心配という思いを残してしまうと思いませんか?

 

ご両親は、うさぼんさんの本当の心からの笑顔を

見たいのだと私は思うのですが・・・、どうでしょうか?

 

ただし、「不安」と言う言葉の説明として

ご両親の事や、地域として遠方へ行くことを書いていらっしゃるのですが

その根底に、現在の彼自身に対する信頼感が少ないのかもしれないです。

自分の全てを失う可能性を犯してでも彼を選びきれないのは、

本人の気付かないところで、そういった部分もあるかもしれないですね・・・

 

今回頂いたメールで、何よりも伝わってくる事は

「今のままではいけない・・・らしい、でも恐い」

そういった、うさぼんさんの心の葛藤です。

 

交際をされている彼と結婚する事が正しいのでもなく、

現在の生活を継続する事が正しいのでもありません。

 

何も正しい事のない中から、うさぼんさん自身の

「自分の答え」を、あなた自身の中から整理をして見つけていく事

きっと、それこそが正しい事なのではないでしょうか?

 

やりたい事を始めたり、課題を克服していく過程などで

達成感があれば、自分をごまかす事も出来ると思いますが

あなたの心は、もう悲鳴をあげていませんか?

もう、ゆったりとした穏やかな時間の中で

疲れた心と身体を休めたいと思っていませんか?

 

うさぼんさん、あなたの幸せは、貴女の外側にあるのではなく

貴女の内側に、あるのだと思います。

探し回った<青い鳥>が、結局は自分の家に居たように・・・

 

本当に人が変れるときは、のた打ち回るような苦しさや

どうしようもない身体症状や、

追い詰められたような人間関係の末にズタズタになった時なのです。

 

でも、そこまでボロボロになる前に、どうか貴女自身が

貴女を救ってあげて、本当のうさぼんさんを助けてあげて欲しいと思います。


うさぼんさん・・・・・
貴女が感じている事は、
どうしようもなく貴女のフィルターが感じていることで全てが事実です。

もう、言い訳をしたり逃げないで、受け止めてみませんか?
綺麗な部分も、醜い部分も、全てを認めていいと思います。
そう感じている貴女は、貴女のせいで創られたものではありません。

唯、感じていることに歪みがあったり、それを大きく膨らませることで
自分自身が、辛くなってしまうような時には、

そのことを整理したり理解し、 その感じている事を受け入れた上で
変えていく事を選んだほうが良い時があります。

その事で、本当に貴女が幸せと感じたり、
貴女が生きて行くのが辛くないと思える人生に
なっていくのではないかと、私は、思っています・・・・・・・

人は、必ず変わります・・・・
でも、変わるためには大きなエネルギーが必要です。

カウンセラーであっても精神科医であっても

誰かを変える力は無いからです・・・・・

貴女自身が『自分を変える』と言う、強い決意が出来た時は

相性のあるカウンセラーの力を借りて下さい。

 

泣いても泣いても、涙が枯れないほど

貴女は傷ついているのですよ・・・・・・・・

その事を、うさぼさん自身が気付いてあげてくださいね。

どうか、少しでも心穏やかな人生を手に入れてください。

必要なのは、少しだけの貴女の”勇気”なのだと思います。
応援しています・・・・・・・・。

2009年10月6日 うさぼんさんからご質問を頂きました。

*** ご相談の内容 ***

お返事ありがとうございました。

あれから自分自身のことやこれからのことについてずっと考えていました。
お返事にも書いていただいたように、

確かに私はずっと“あるがままの自分”で
いたいと思いながらも親の期待を裏切ってまで・・・と思ってしまい、

激しい 口論はしても結局親が納得してくれる結論を選んできたように思います。


今ある環境を結果的に選んだのは自分自身です。

でも、その”理由”に 納得しきれていない、

という思いをずっと抱えながら生きてきたのだと思います。

 

今まで私が人生の岐路に立った時、意見食い違いでもめたことは度々ありました。
一時的に親の期待を裏切ることになっても

私にとってはその道が幸せだという ことが伝わればきっと分かってくれる、

そう思おうとしても、実際には踏み切れ ませんでした。

私の幸せを願って言ってくれているのを痛いほど感じていたので。


離婚の時、言われました。
「私たちはあなたを最期まで面倒みてあげられない。

だから、経済的に自立 できる今の会社に留まっていてほしいし、

誰かと一緒にいてほしい」と。
この気持ちは親の本当の気持ちであり、強い願いだと思います。

離婚に関しては、結局一人に戻るという道を半ば強引に押し通してしまいました。
今も親にチクチクといろいろ言われますが、この決断に後悔はしていません。

 

今回の私の病気を機に、

今までのことも含めて私が感じていたことをちゃんと 話をしました。
もっと私の意見も聞いてほしかった。
もっと私の思いも分かってほしかった。
もっと私の選びたい道を信じてほしかった、と。

 

これから私自身が仕事、結婚などに対して、

どのような道を選んで 生きていくかはまだ分かりません。

そして、その気持ちを親が理解して くれるかも分かりません。


でも、もっとちゃんとじっくり双方向の話し合いをしていこうと思います。

 

 

結婚のことについても、付き合っている彼と話をしました。
彼は今の仕事を辞めたくない、と言いました。
10年近く、つらくても苦しくても

なんとか耐えて続けてきた今の ポジションを失いたくないと言っていました。
彼の本音だと思います。

今話してくれてよかったのかもしれません。
私にも理解できる部分はあるので何も言えませんでした。


でも、私にとっては親や友達のいる、

生まれ育った地元を離れる というのもやはり簡単なことではないと思っています。

たぶん、彼が どんなに魅力的で頼れる存在だったとしても、

ここを離れる決心が できる自信は正直ありません。


だから、お互いの気持ちを尊重しようと思うと、

もう彼との結婚は ないのかな、と思いました。
一緒にいたい、という思いは共通しているのに・・・。

でも、結婚という道は選べないかもしれないけど、

その分お互いが 後悔のない、自分の選んだ道を

それぞれ一生懸命生きていくという のもアリなのかな、と最近思うようになりました。


まだ今はその結論を出す時ではないと思いますが、

ちゃんと話しあった 上で、もし本当にそうなっても、

今のまま信頼しあえる関係でいられ たらなと思います。

 

たった一週間ちょっとですが、

最初にこのサイトに助けを求めていた 何も見えていなくて不安だった時に比べて、だいぶ自分自身の気持ちが 見えてきたような気がします。

いただいたお返事を読んで、

今まで なかった選択肢をいただけたからだと思います。

 

今はまずは病気をしっかり治して、それから、

私のことを大切に思って くれている私にとっても大事な人たちと

これからのことをちゃんと話し合って いけたらなと思っています。

本当にありがとうございました。


 

お返事有難うございます・・・

心が少し整理されたように感じています。
文章が、とても落ち着いているように思うからです。
何も状況が変っていないように一見思えますが
大きく変られたと私は思いますよ・・・・・・。

 

「そこにある気持ち」を悶々と抱え続けるのではなく
「そこにある本当にある気持ち」を、
テーブルの上にちゃんと乗せられるようになったからです。

その事は、本当に大切なスタートです。


漠然とした感情は自分の中には感じていても
表面に見えてくるときには別の表現(イライラや、うつ状態)になっており
周囲にも分かってもらえず、

結果として本当にお互いを理解する事が出来ません。

 

それらのプロセスを空回りせず、シンプルなものにする事ができる
「テーブルの上に出す」事は、そういった作業なのです。


関係を長く続けたい、相手を大切に思う気持ちがあれば

「言ってはいけない言葉」はありません・・・・・。
ただ、相手が理解しやすい言い方と、
受け取れるだけの量を考えて伝えていけば良いのです。

 

そういった行動を続けていく事で、うさぼんさんの中にある
色々な心の荷物が降ろしていけるといいな・・・・と思いました。
“あるがままの自分“を、受け入れられ始めていると思いました。

 

ご両親に、自分の心を話されたとの事・・・・
きっと、凄く勇気が必要だったでしょう?
私がぶつかった時は帰省する新幹線の中で怖さの為に震えていました。
色々な感情がぶつかり、自分でも抑える事が出来ませんでした。

 

でも、それ以降はとても心が楽になり
自分らしく少しずつですが生きていけるようになりました。

頑張る癖は抜けませんが、頑張りすぎる事は減ったような気がします。

 

また、彼との関係も一般的な結婚だけではなく
カップルによって色々な形があっていいと思います。

 


ワンサイドに奉仕するだけ、我慢するだけではなく
お互いにフォローしあえる関係であれば、

必然があれば結婚に繋がると思います。
時間をかけていくといいと思います。

今のちゃんと話し合った状態は

「流される」のではなくご自身の意思で「流れて」いるように見えます。

結婚だけがゴールではなく、熟す事を待つ事も必要かもしれません。


少し話は変りますが別の視点から少しお話しておきますね。
私は若い頃から「結婚と恋愛は違う」という言葉に反発を覚えていましたが
最近では、少し其れが理解できるようになりました。
「好き」という感情の延長上に「結婚」があると思っていましたが
少し、そうではないように感じています。

 

勿論大前提として、結婚は「好き」という感情は存在するのです。
その延長上にあるものがお互いにとって
「幸せ」であればOKなのですが、そうでない場合があります。
そうでない場合の「好き」は、条件反射のような心の反応であったり
一人になる事を避けたい防衛本能によるものであったりするような気がします。


うさぼんさんの場合が、どのような状態なのか分かりませんが
時々、「私は幸せなの?」と訊ねてみると、
少し見えてくる貴女の深層心理もあるかもしれません。

 

 

うさぼんさん、幸せになりましょう・・・
その為に人は生まれてきたのですから・・・・・・・
応援していますね

 

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