「ｋｋさん」、はじめまして風早里美です。
きっと、すごくお待ちくださっていたと思いますが

お返事が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。

メールを頂き、随分と経ってしまったのですが、どうされていますか？

 

メールを読ませて頂き、感情的になりやすいお母様のようですね。

色々な感情を自分自身で塞いでしまった時間が長かったのでしょう。

辛かったですね、きっと自分の思うようにならなければ

「責める」又は、「何も出来ない貴女（ｋｋさん）」という状況に追い込み

自分のほうへと導かれてしまっていたのだと思います。

『私の言う事を聞いてさえいれば、大丈夫・・・・』

そんな意識を埋め込まれたのだと思います。

 

時に、傷ついた自分を訴えても、更に攻撃された事は

きっと、より貴女を傷つけたことでしょう・・・・・・

家庭の中で、常に”カウンセラー”として存在する事は

心の休まる事は無く、緊張状態でいらした事だと思います。

 

そして、今、ｋｋさんは、自分の気持ちに気付き始められたでしょう。

そして、今までの抑圧された環境に対して理解し息苦しさを感じています。

 

メールを読ませ頂き、とても伝わってくる事が二つあります。

「今の場所から脱出したい」と言う事。

そして、「出て行くことに対しての不安・・・・ちゃんと大丈夫だろうか？」

そう思われていることです・・・・・。

 

私としては「そうだ、そうだ！家を出なさい」と、

自分の気持ちに気付かれたｋｋさんを応援したい気持ちもあります。

しかし肩を押す前に、是非、ご自身で確認していただきたい事があります。

それは、ｋｋさんが「思考操作」をしている可能性があるからです。

 

つまり、その場所(実家）から逃げ出したいと痛感しているｋｋさんは

現実の情報収集について、自分の思う結果(家を出る）に導かれるように

無意識に選んで集めている可能性があるからです・・・・・。

 

今まで抑圧され、本当には自分はこう思っていた・・・

そう認識されたｋｋさんにとって、今の場所は針のムシロなのでしょう。

何もかにもが嫌になり、何もかにもが息苦しく、

自分が自分でいられない環境なのに、

その環境の中では攻撃するか、飲み込まれるかしかなく

自分自身の首を絞めてしまい、より苦しくなっているのだと思います。

 

お母さんの下を離れさえすれば、

全てが幸せになれるように思われているようにも感じます。

勿論、確かに一時はそうなるでしょう・・・・

 

恋人の存在は、ｋｋさんに新しい価値観を教えてくれたようですね。

だからこそ、今まで親の価値観の中で生きてきて

それを受け入れていくしか無かったｋｋさんに、

別の世界に導いてくれているような気持ちが生まれたのだと思います。

 

ただ、この場所にメールを出してみたいと思ってｋｋさんの中にある不安は

「分離不安」といって親元を離れる事に対する本当は存在しない不安なのか、

実は不安の種が現実にはしっかりあるのに、

ｋｋさんが、知りたくなくて見ようとしないのかもしれないからです。

それは、あなた自身が書かれている以下の部分にヒントがあります。

 

＜私には結婚を決めている彼がいるのですが、大反対をされています。

＜反対される要因はたしかにあるのですが、

＜半狂乱になってしまってもう３年くらい経ちます。

 

ｋｋさん、貴女はあなたの幸せを選んでいいと思います。

自分が希望する事、感じていることを行動していいと思います。

彼が、どういった方なのが私には分かりませんが、

これから書かせていただく事を、

コントロールされていると感じないように気をつけて読み進めて下さいね。

ｋｋさんが考えている事を否定するわけではない事。

そして、それは彼の人間性を否定するわけでは無いという事です。

 

そうしないと心が反発をしてしまうからです・・・・・

私はお目にかかった事もないｋｋさんですが、

貴女の本当の幸せを願いながら、

その思いが伝わると信じて書かせていただくことにします。

 

「反対される要因は確かにある」・・・・

この言葉は何を意味しますか？

 

親の価値観と違う・・・、だから親の結婚反対は私をコントロールする事。

確かにお母様は特にコントロールしているように感じます、

ｋｋさんがそう思っても仕方ないでしょう。

ただし、ｋｋさんがお母様の存在無く冷静になられた心で

彼と向き合っている状況が無いような感じがします。

 

ご実家の状況を含めて彼に理解をされている事・・・・

その事に共感してもらえた事に対する喜びは、大きかったと思います。

また、お母様が別れを迫って、それでも貴女を選んでくれる彼に

母親の行動から、申し訳なさと感謝の気持ちで一杯になったと思います。

 

これらのお母様の過激な反対行動によって、

彼とｋｋさんが本来行なわれる人間性のすり合わせが

少し分かりにくくなってしまい、不十分であるように感じるのです。

 

ここにお出でになる色々な「ＡＣの方」の中には

親の反対を押し切って結婚したのですが、

残念ながらスムーズに行かなかった方も多いのが現実です。

 

それは、初期の創りあいが

このような周囲の介入より妨げられた場合があります。

また、私の場合もそうなのですがＡＣはＡＣに惹かれる場合が多く

そういった意味で、一緒に生きていくレベルのＡＣなのか

果たしてそうではなく、生きていけないレベルのＡＣなのか・・・・・・

それは、結婚以前に確認する事は難しいようです。

 

さて、本筋に戻しますね・・・・・・

ｋｋさんが書かれている「反対される要因」に対してですが

以下の中に該当するものがあれば、少し時間をかけることが大切です。

 

①　 金銭的な価値観の違いを感じる場合

　　　　　借金癖・ギャンブル・浪費家・ケチ

②　貴女以外の異性に対しての関り方に不快感を感じる場合

　　　　　浮気を繰り返す・浮気でなくても女友達を作りたがる

③　環境が、お互いだけで創りにくい状況がある場合

　　　　　一方だけに子供がいる場合・親が同居する場合

 

 

 

上記の確認作業をされて、専門家の手を借りてでも

自分自身の中の情報を具体的に整理された方がいいと思います。

自分では情報を操作している事が見えませんから・・・・

その結果として、「大丈夫」と結論が出れば行動に移せばいいと思います。

その結果として、「・・・・」と結論ｶﾞで無ければ、現状を少し変えてはどうですか？

 

時間をかけるといっても、すでに3年間もかけられているのですから

次の段階に進みたいと思っていらっしゃると思います。

 

つまり、「実家を出る」という既成事実だけを行動し

自分自身の心を休めてあげるのです・・・・・・。

『結婚する』のではなく、「自活する」ので

比較的結婚よりは、ご家族も受け入れ易いでしょう。

そして、誰かに依存するのではなく、自立を目指して生活する上で

彼との本来の創りあいをして、お互いを確認される事です。

そうでなければ、「親」が「彼」に代わるだけの場合もあり

結果的に相手の望むｋｋさんを作ってしまいますから・・・。

 

又は、「結婚」ではなく「同棲」をしてもいいかもしれません。

『恋愛』と『結婚』の大きな違いは、

自分の”いいところ”だけを見せられなくなる部分にあります。

それは彼だけでなく、ｋｋさん自身にも言えるのですよ・・・・・・

そんな24時間を経験してみて、それが一年以上

お互いが無理をしないで、言いたい事も言えて創り合えるならば

きっと、その後も幸せにやっていける可能性も高いと思います。

 

 

人は、自分の幸せを一番に考えていいのだと・・・私は思います。

でも、だからこそ行動をするにしても、

今のような何かに反応している状況で大きな選択をしてしまうと、

大きな後悔に繋がる可能性があります。

 

「小さい頼りない末娘」から卒業するどころか

『やっぱり駄目だった』というスタンプを

周囲にも自分自身にも押してしまい、自立する力を更に失ってしまいます。

 

彼との創りあい、3年もお互いをみてきたのだから・・・

今、読み終えて、そういうお気持ちでいっしゃるかもしれないですね・・・・

だからこそ、彼の長所に見えている短所・・・・・・

短所に見えている長所・・・・、

そして自分自身が、それを本心ではどう感じているか確認してください。

 

焦らないで、急がないで、でも諦めないで・・・・・

でも、きっぱりと自分の立ち位置を少しだけ変えてみませんか？

それが長い時間の中で、大きく貴女を変えてくれると思います。

 

幸せになりましょう、その為に生まれてきたのですから・・・

応援していますね・・・・・。