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「くるみ」さん、親からの虐待で鬱、子供を傷つけた私
2014年7月23日
*** ハンドルネー ***
くるみ
*** ご相談の内容 ***
私には中学3年生の子供がいます。
子供を出産後産後鬱を発症し病院に行って診察を受けた時
鬱になった原 が親からの虐待であることが分かりました。
うつ病の症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しています。
私は自分が虐待を受けたので絶対親のようにはならないと思って育てたつもりでし
た。
でも子供が10歳くらいのころ子育てが辛くてたまらなくなりました。
親のようになりたくないと思うあまり子供を甘やかせ過ぎていたように思います。
どうしても自分で育てられない位の気持ちになった時
自分が親から虐待を受けていたことを話してしまいました。
その事を話してから子供は変わりました。
私に優しくなりました。
でもその事で私は子供を傷つけてしまったのではないかと思ってます。
子供が中学生になり成長していくにつれ
また子育てが辛くてなり始めました。
自分が育ってきた環境のおかしさが子供が大きくなればなるほど
感じられるようになり、でも自分は親のようになりたくないと頑張れば頑張るほど
自分が辛くてたまらなくなりその辛さを主人にぶつけるようになりました。
物を投げたり主人に手を出したりするまでになってしまいました。
その様子を子供は見ていました。
私はもう取り返しがつかないことをしてしまったのです。
きっと子供は傷ついていると思います。
自分でこのままではいけないのは分かっているけど
どうすればいいのか分かりません。
病院に入院して治療を受けるべきなのでしょうか?
でも薬を飲んで治るものではないように
自分で思うのですがどうすればいいか教えて下さい。
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<お返事>
「くるみ」さん、初めまして風早里美です。
投稿の内容を読ませて頂きました。
色々なご自身の辛い時間が、お子さんへの対応を変えているようですね・・・
そして、その事で自分を責め、更に苦しんでいらっしゃるように感じ心が痛みまし
た。
「虐待されていた事」を告白され、お子さんが優しくなった・・・
優しいお子さんで、いらっしゃるようですね・・・・
その、お子さんの想いに応えませんか?
「親」であったとしても、
時には「子供」に甘えていいのではないかと私は思っています。
ただし、その子供の気持ちに「甘え続ける」事は、「最低限であって欲しい」とも
思っています。
「くるみ」さんは、その事に気づかれ『変わりたい』と思い始めていらっしゃるよう
に感じます。
「子供さんを傷つけてしまった事」は、事実かもしれません。
ご主人に対して攻撃的になってしまった事も、事実かもしれません。
≪私はもう取り返しがつかないことをしてしまったのです。
≪きっと子供は傷ついていると思います。
でも、決して「取り返しのつかない事」等、無いのではないかと私は思います。
「人は弱いもの」「人は未熟なもの」です。
それは誰しもが、そうであるように感じます。
からこそ、その事を認めた上で、「変わる事」を選びませんか?
「変わりたい」とは、ずっと思ってこられたと思います。
でも、それは「出来れば」であったり、「無理だよね・・・」であったりしていませ
んか?
ご自身が「変わる事」を、強く強く願い、強い思いで決める事が出来れば
人は必ず「変わることが出来る」と、私は信じています。
≪でもその事で私は子供を傷つけてしまったのではないかと思ってます。
≪私はもう取り返しがつかないことをしてしまったのです。
≪きっと子供は傷ついていると思います。
お子さんは、傷ついているかもしれません・・・。
でも、それは過去の事です。
このままで、いいですか?
「傷ついている子供の心」を優しく抱きしめ」、
『本当に、ごめんなさい・・・』と、心から伝えてみませんか?
≪病院に入院して治療を受けるべきなのでしょうか?
≪でも薬を飲んで治るものではないように
≪自分で思うのですがどうすればいいか教えて下さい。
すでに、”うつ病”を繰り返されているとの事ですので
医療機関にかかられているようですね・・・。
おっしゃる通り、「投薬」には限界があります。
睡 障害や過敏になっている時は、一時的に投薬は必要だと思います。
ただし、色々と絡んでいる心の糸をほぐす為には、投薬では難しいと思います。
「くるみ」さんの様なケースの場合は、
カウンセリングをお受けになると回復の可能性があると思います。
きっと「くるみ」さんは、
相性の合うカウンセラーと出逢っていらっしゃらないと思いますよ・・・。
カウンセラーショッピングをされ、相性の合うカウンセラーに出逢えれば
すぐに「この人 」と感じる事が出来ると思います。
その専門家の方に力を借りて、「お子さん」も、「ご主人」も
そして、何よりも「くるみさん」自身が、
この地獄のような時間から脱出して欲しいと願っています。
少し時間はかかると思いますが、丁寧に絡んだ糸をほぐしていきましょう・・・
穏やかな家族の時間を、「くるみさん」の心からの笑顔を手に入れる為に。
応援しています。
風早里美