【ご挨拶】

パインさん、初めまして風早里美です。

メールを� �き、随分と経過してしまいました。

本当に、お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。

 

パインさんのメールを読ませて頂き、お返事したいと思い・・・、

でも内容がとても深刻であり、言葉が見つからず

時間をかけるつもりが、こんなに遅くなってしまいました。

 

その後も多くの方からメールを� �いておりますが、

パインさんにお返事を出さないまま、他の方へのお返事も書けませんでした。

遅くなりましたが、お返事を書かせて頂きます。

ここへ、ま� いらっしゃると良いのですが・・・。(謝）

 

＜お返事＞

パインさんの内容を読ませて頂き、心が痛くなりました。

どんなに想いを馳せても、空しくなりました。

どんなに辛い� ろうと分かったような気持になったとしても空しく

どんなに考え・感じようとしても、パインさんの辛い時間を

心から理解する事は出来ないの� ろうと思うと、更に心が痛くなりました。

 

お伝えしたいのは、今、子育てで苦しんでいらっしゃる事、

ご主人の優しさに応えられない自己嫌悪・・・。

それらは、貴女のせいではありません。

 

パインさんは、傷つけられ、傷つき続け・・・苦しんで生きてきたのです。

「死にたい」と思い、「死にたい」と考え、それでも必死に生きてこられたのです。

その時間は、体感した人以外に理解する事が出来ない程、過酷な時間� ったでしょう。

 

・・・・はぁ・・・（溜息）

このような文� を書きながら、私は泣いています。

心が苦しく、痛くなっています。

言葉というものの力を信じ、多くの方々と関わりを持たせて頂いていますが

言葉を綴る事の空しさ、言葉の浅さを感じるからです。

 

でも、伝えたい。

貴女が生きてきた事こそが、大切だという事を・・・。

そした、今も放棄せず子供への愛情を悩み続ける

貴女の強さと真面目さを、私は尊敬しているという事を。

 

きっと、貴女は言うでしょう。

死ねなかっただけだ・・・、子育ても自分の父親と同様な状況だと・・・。

 

でも、貴女は何とかしたいと思っている。

自分を変える事の難しさを知っているからこそ、ここに書き込んでくれたのでしょ？

 

それは、パインさんが、自分に出来る努力をしようと考え行動している事に他なりません。

例え、過去の痛みに飲み込まれたとしても、

「子供を幸せにしたい想い」を持ち続けている事を

稀有な事・大切な事と、私は思うのです。

 

パインさん、正直書かれているご経験は

メールや少々のカウンセリングでサポート出来るものではないように感じます。

ただ、何とか方法はないの� ろうか？と考えた時に可能性の有る事を以下に書きこんでみます。

 

 

まず、身近にあり直接面談の出来るカウンセリングルー� を探される事をお勧めします。

ただ内容がヘビーですし、カウンセラーに対して心を許すまでが難しいと思います。

それは、性虐待をした父親は当たり前に信頼できる存在ではなく

また、お母様が他の兄弟を連れて離婚をされ、父親のところに残された事、

その事自体がパインさんの心の傷となり、両親を信頼出来ず、

その結果として「人を信頼出来ない」という心を創ってしまっているから� と思います。

ご主人への想いがある様に、パインさんは「人を信頼したい」のですが

過去の経験が、その信頼したい気持ちを打ち消してしまうの� と思います。

 

� からこそ、カウンセラーさえも信じる事が難しいと思います。

正直、そういったクライアントの心の痛みに

真摯に向き合うカウンセラーが希薄な事も事実です。

ただ、居ないわけではありません。

可能性を信じ、カウンセラーショッピングをされる事が

この苦しみから脱出出来る事に繋がるかもしれません。

 

 

また、決して短期に心の整理や回復が望めるとは思えない内容でもあり

経済的なご事情なども考えると、

公的機関のスタッフの方の力を借りる事も考えてみて下さい。

 

児童福祉に対しては、昨今多角的なサポートが出来る様になってきました。

子供が健やかに育つ環境を維持する為の方法として、相談をして

支援員のサポートを受ける事も出来る可能性があります。

 

勿論、色々なあり方をする支援員の方がいらっしゃるのも事実ですし

それらの方が、心を整理する高いスキルを全員持っているかと言われれば

難しい・・・、と残念ながらお答えするしかないでしょう。

 

ただし、それらの中にはスキルは低くとも真摯に向き合おうと考える方や

経験は浅くても、スキルアップの努力を� らない方々はお出でになります。

私も、そういった方々に講座をさせて頂く事もありますが、

丁寧に、真摯に向きあおうと努力されている姿に胸を打たれる事があります。

是非、パインさんが出逢われる方が、そういった温かい方々であることを願います。

 

 

別途、ここに書いてくださっている様に、パインさんはご主人を信頼したいの� と思います。

良いご主人の様ですね・・・。（＾＾）

 

しかし、優しく理解してくれるご主人へ、キレて罵声を浴びせています。

それは、パインさんが暴言を吐く事で【試しの行為】をしているのでしょう。

「こんな事をする私でも、いいのか！？」

「こんな私でも、愛しているのか！？」

「こんな私でも、見捨てないのか！？」

・・・・、そういった言葉の数々を、心が血を流しながら吐いているの� と思います。

 

その内側には、

「それでも、いいと言って・・・」

「それでも、好きだと言って・・・」

「おいて行かないで・・・(涙）」

そんな、切ない哀しい想いが� されているの� と思います。

 

� からこそ、自らの感情に飲み込まれた時は仕方ないと諦めつつも、

落ち着いた心の時には、しっかりと意識をしてご主人に感謝の気持ちを伝えましょう。

「ごめんなさい・・・」ではなく、「ありがとう・・・」と言って下さい。

申し訳なさや、どこかでは怒り(本当はご両親への）を持っていたとしても

「ありがとう」という言葉を何度も何度も、言葉にしてみて下さい。

 

一番身近であり、パインさんにとって一番のキーパーソンであるご主人と

信頼できる関係を創り合えるように時間をかけて努力していく事が大切です。

結果として、お子さんへの関わりに変化をもたらせてくれると思うからです。

ご主人との関係性が安定し、ご主人を信じる事が出来る様になる事が

パインさんの心を癒し、心の緊張を、ゆっくりとほぐしていく事に繋がり

� 回りでではありますが、お子さんとの関わりに

「ゆとり」と「優しさ」をもたらしてくれると思います。

 

パインさん、パインさんの今の辛さは、

貴女が貴方を責めている様な行動は、パインさんのせいではありません。

 

「自分では変える事が出来ない」と悩んでいらっしゃいます。

でも、そのパインさんを変える事が出来るのは貴女� けです。

精神科医にも、薬にも、カウンセラーにも、「変える力」はありません。

勇気を出してここに書き込んで下さったように、貴女の鏡になれる誰かを探してみませんか？

そして、その鏡を見ながら過去を整理し、心を癒して

大切なお子さんを愛して、幸せにしてあげて欲しいと思います。

 

そういった行動に出る事は怖い事で難しい事です。

行動が出来るまでは、「小さな出来る事」から始めましょう。

それは、朝の明るいトーンでも挨拶をお子さんやご主人とする事であり

家族の好きなご飯を、一生懸命に美味しく作る事の様な小さな事で良いのです。

 

小さな変化は、3年・5年と経過していく中で大きな結果をもたらしてくれる可能性があります。

少しずつ、貴女が貴方を変えてみませんか？

ライクユアセルフ・・・、貴女が貴方自身を好きになりませんか？

 

応援しています・・・・・。