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「adgjm」さん、「他人と良好な関係が創れない」
2017年5月12日
*** ハンドルネーム ***
adgjm
*** ご相談の内容 ***
子供の頃から、他人と良好な関係を築けません。
アスペルガーか、アダルトチルドレンか、その両方だと思っています。
友達を大切に思うこと、その為に楽しませたり思いやったりすること、私には出来ません。
友達の犬が死んで、友達が涙をこらえて笑っている時も、共感して何か慰めを言ったり出来ず、
うわー困ったな泣いてるよ、何か言ってあげなきゃ気が利かないって思われる~
と自己中心的な受け止め方を無意識にしてしまいます。
一般的な感覚を共有する事が出来ません。
みんなが楽しいと言ってる事を全く楽しめません。
事あるごとに、責められているような気持ちになり、
その度にその人を自分の人生から追い出そうとしてしまいます。
自分の職場で、仕事のやり方に口出しして変えさせようとしてくる人達を
とんでもなくストレスに感じ、その人が怒ったりすると、その日の夜に超長文メールで
その人を全否定するような事を書き、二度と来るなと言ってクビにしてしまいます。
その人は多分アドバイスを聞いて欲しくて怒ったんでしょうが、
私は自分が無能だと責められているような気分になり、
「そんなことはない!私は私のやり方でやってるんだ!無能なのはお前の方だ!」
と自分を守りたい気持ちが強くなって、攻撃的になります。
常日頃からその人を否定的に見ていたのが爆発するような感じです。
何でも1人で出来るのが偉いと妄信しており、誰かに助けられるのが嫌です。
ありがたいとは思っても、助けてもらってる自分が嫌です。
自分が機械なら良いのにと思ったりします。
食べたり寝たり出したりしないと動けない体が煩わしい。
お仕事マシーンになって、常に完璧な仕事をこなして
バリバリお金を稼ぐようになれたらいいのにと思ったりします。
自分の体は別に要らない。あると暖かくて良いけど、
老廃物が出るし、燃費は悪いし、大事にしないとガタがきて面倒くさい。
そんな具合なので、周りの人を軒並み傷付け、
私は常にストレスフルで、小学生の頃から周りの人と上手くいきません。
上手く行ってたのは幼稚園の時、
自分のやることに一切口出しされず、没頭する機会が存分に与えられていた時だけ。
そういう教育方針の園でした。
仕事はストレスをエネルギーに変えてやっていたら上手くいったのですが、
ずっとそんな私をフォローして下さっていた方とも、
最近うまくやれなくなってきています。
その人を正しいと思おうとしつつ、その人のせいで自分が大恥をかかされて
釈明する機会もない、その人のせいで上手くいかないと思ってしまい、
段々攻撃的になって 尻尾切りをして逃げようとしている自分がいます。
最低な事な気がしていますが、逃げないとこっちがストレスで
死んでしまう気がして、どうにも抑えが効きません。
実際 ずっと胴体に石が入ってるような疲れが続き、抜毛症になって
床が髪の毛で真っ黒になり、歩くと髪の毛で滑るぐらいまで抜いてしまいます。
きっと私はどこかおかしいのでしょう。
何がどうおかしくて、どうしたら上手くやれるようになるんでしょうか。
【お返事】
「adgjm」さん、初めまして、心理カウンセラーの風早里美です。
お返事が、大変遅くなり申し訳ありませんでした。
まだこの場所にいて下さるでしょうか?
書かれた内容を読ませて頂き、何とも複雑な痛みを覚えました。
昨今では、国会議員が秘書を罵倒したり、
女性タレントが離婚の縺れで動画をアップしたり色々な事が起きています。
「adgjm」さんの内容は、こういった方々の状況に似た心の動きかもしれません。
ご不快に感じられるかもしれませんが、お許し下さい。
ここに書きこんで下さったのは、「そんな私をフォローして下さっていた方」
との関係が不安定になった為の様ですね・・・。
「adgjm」さん、書いてくださった内容はご自身を自己分析され、
自己擁護や、自己弁護を含め、
そんな自分に更に落ち込むといったプロセスまで書かれています。
その的確な客観性に驚きを覚えました。
恐らく、「adgjm」さんは自己分析の内容も含め聡明であり、
「クビにて・・・」という文章にも肩書・立場を持っていらっしゃるのでしょう。
その事自体は、「adgjm」さんの努力やポテンシャルによるものだと思います。
(その立場が、自分で手に入れていないのだとすれば更に複雑さを増すのかもしれません。)
「adgjm」さんが書かれているようなあり方になったのには理由があります。
その理由を、知りたいと思いませんか?
「adgjm」さんが書かれているような自己分析だけでなく、専門家と語りあい、
本来、「adgjm」さんが持っている素直さや良い意味での聡明さが
「adgjm」さん自信を助けてくれる可能性が、私はあると思うのです・・・。
「出来事」→「○○(怒)」→「知性化(自己防衛)」
→「攻撃(自己防衛)」→「迷い」→「○○だけど、変えられない」
・・・、「変えられない」のではなく、ご自身が「変えない」のです。
いえ、「変えたくない」といった方が良いかもしれません。
勿論、それには、それで意味があります。
その事に悩み、不快な思いをし、周囲に理解者がいなくなってきていたとしても
自分を「変える事」で、自分自身の存在や生きてきた時間が否定され
足元が崩れていくような恐怖を覚えるからなのだと思います。
カウンセリングを受けられる方の中には、辛い状況から楽になりたいと思いながら
自分自身が「変わる事」を深層では受け入れていない方がお出でになります。
専門家(カウンセラー)に、「変えて下さい」とお出でになる場合です。
人間が変わる事が出来るのは、その人自身が「変える事」を決めた時だけです。
理屈等ではなく、その人の人生を、その人と共になって
同じ場所から、その人の人生を大切に考えてくれる専門家と
出逢えた時だけ人は変われるのだと私は思っています。
「adgjm」さん、貴女の中にある怖さと戦ってみませんか?
私自身も
私自身も30歳代を、その怖さがラ逃げ回っていました。
そんな私も逃げ切れず40歳の時にカウンセリングを受けました。
こちらも専門家なのでカウンセラーのレベルが稚拙で随分とカウンセラーショッピングしました。
『怖さ』など意識上は考えていなかったけれど、
私も無意識に何年も「自分への直視」「変える事」から逃げて来た人間でした。
「adgjm」さん、この自己分析を読ませて頂き、
「adgjm」さんが変わる決意をされれば、変われる可能性は高いと感じました。
どうか、ご自身で何度も不快な思いをして、痛い想いをして、
ご自身の資質を突きつけられ、自己否定感を高めてダメージを大きくする日々を手放し
自分自身を、「adgjm」さんが幸せにしてあげる・・・、
自己防衛という構えを少なくし、適切な対処が周囲の人に出来る貴女を育てませんか?
「抜毛症」の症状もヘビーな様子で、心が悲鳴を上げています。
カウンセラーや精神科医の方に信頼を持てる人を探してください。
とても怖がりで、人を信じる事の難しい「adgjm」さんには出逢う事が難しいかもしれません。
ただ、ここに書かれているエネルギーをもってすれば、きっと出逢えると思います。
どうか、自分自身を心穏やかな時間を感じ幸せになれるよう育てて下さい。
応援しています。