はじめまして「さびな」さん、風早里美です。
ご質問を読ませて頂きました。

＞はじめまして。
＞夫婦の問題を聞いていただきたくて、メールしました。
＞私たち夫婦は、１年半恋愛をし、１年遠距離恋愛して結婚しました。
＞今は結婚３ヶ月目です。

＞恋人の仕事は営業で、激務が続き、
＞付き合っていたころから、恋人にはセックスレスの兆候がありました。
＞遠距離が始まってからは、本当にセックスレスになりました。
＞それでも、結婚すれば何かは変わるかもと思って、結婚しましたが、
＞不安は的中し、一緒に暮らすようになって３ヶ月たつ今も、
＞セックスレスのままです。

新婚でありながら「セックスレス」との事、
とても淋しく感じていらっしゃる事でしょう・・・・・
それは、さびなさんも書かれているように
性欲ゆえのセックスへの思いというよりも、
彼の愛情の行動としてのセックスに対して求めているのですね。
そして求められない、ご自身に対して
少し自信をなくされているようにも感じています・・・・・
とても、消化できない辛いお気持ちだと思います。

＞セックスレスと、私たちのこれからについて、
＞主人とは何度も話し合いました。

＞彼は、自分はそんなに性欲が強くないのかもしれない、
＞と言っていました。
＞私は、彼のことをとても愛しているので、
＞仲睦まじかった、恋人同士のようにもどりたくて、
＞彼に、どうして抱いてくれないのか、その気がなくなったのかと尋ねます。
＞彼とは日常的に、何でも話し合えるし、
＞家事にも協力的で、私のことを大切にしてくれていると思います。
＞私が腕を組んでも、抱きついても嫌がったりもしないし、
＞さびしいときに抱きしめてといえば、
＞多少照れながらですが、抱きしめてくれます。

とても、ご主人を愛していらっしゃるご様子・・・
また、理解しあいたいという気持ちで
伝いづらい事でありながら、一生懸命に伝えようとする行動を取られ
どんなにか、お二人に話し合える関係があるか伝わります・・・

＞また、自分のことを言うのもなんですが、
＞私は結婚しても仕事をしているので、
＞服にも、化粧にも、スタイルにも、手を抜いたこともないし、
＞いつも、きちんとしていると思います。
＞家に帰れば動きやすい服には着替えますが、
＞表を歩けないような姿で彼の前にいることもないと思います。
＞（寝る前、寝起きはべつですが）

そうですね・・・・・
女性として、長い結婚生活の後
｢女｣という存在を失ってしまう女性は多いようです。
結婚され、３ヶ月ということも含めてその段階ではないと思われます。
きっと、このような事を書かれたくなるというお気持ちは
女性として求められない事でご自身が
少し自信を無くされているように感じています・・・
私に何ができるのだろうと、自分を責めているようにも感じます。

＞でも彼は、セックスはする気がないようです。
＞する気がないというのは、語弊があるかもしれません。
＞彼とセックスレスの話し合いをしたときに、
＞何度も彼にどうして、抱いてくれないのかと聞きましたが、
＞彼はその気、がないのではなく、
＞「できればセックスしたいが、はずかしくてできない。」
＞と答えるのです。
＞私も、その言葉をうそとは捕らえたくないのですが、
＞本当はその気がなくなっているのに、
＞私を傷つけまいとして、そんな風に言うのではないかと疑ってしまいます。

＞「どうして恥ずかしいと感じるようになってしまったのかは、
＞自分でも分からない。けど、お前を嫌いになったわけではないし、
＞セックスする気がないわけでもない、できればしたいけれど、
＞どうしても、はずかしい」

＞というのが、いつもの話し合いのときの彼の答えです。
＞彼をあせらせず、私が思いやりを持って彼を待ってあげれば、
＞彼は変わってくれるのか、
＞それとも、何も変わらず、そのままなのか、
＞私は不安になって、何度も彼に話し合いを持ちかけてしまいます。

そうですね・・・・・
不安になり、尋ねてみたくなる貴方の気持ちはとても自然だと思います。
セックスをする気持ちがない・・・・という状況と
確かにおっしゃるように、少し違うように私も感じています。

それは、いろいろなセックスレスの中で、特に女性が多いのですが
少し、セックスの時間を空けてしまうと身体がセックスに対して
順応性をなくすのでしょうか、｢感じる」→「くすぐったい」と
変わってしまう方がいらっしゃるようです。
そして、その方のお話しの中に、やはり｢恥ずかしい」という
ご主人と同じキーワードが出てくる事が多いようです。
経験上のことであって一概には言えませんが・・・・

または、以前にも別の方へのお答えで書かせていただきましたが
遺伝子学的に、思考の中で近親相姦を避ける為に
夫婦となり、家族となる段階で、特に能動的な男性側が
愛情があっても、感覚として男と女になる事が出来ず
家族的な感覚が膨らんでしまう場合があります。

例えばさびなさんの場合
ご主人にとって妹さんとセックスをしているかのような感覚が有る場合もあります。
勿論、その場合は自然な形として女として抱く事が出来ず
恥ずかしいというか、抵抗感を覚えてしまっているのかもしれません・・・・。
その場合は、薬物ではなくカウンセリングが有効だと思います。
催眠的な対応が有効な場合もあるようですが一概には言えません。

＞私だって性欲をもてあまして、セックスして！と言ってるわけではありません。
＞彼が、もう性欲がない、と言うなら仕方がないと思っています。
＞私にとって、彼とのセックスは愛情の表れで、
＞そうすることによって、彼から愛されてる、と確認したいのだと思います。
＞だから、自分が彼以外の人と浮気をするつもりもありません。
＞私はただ、昔のように戻りたいだけなのに・・・。
＞彼にそう話すと、彼は、すまない、と言ってくれますが、
＞話しても話しても、行き着く結論はいつも同じです。
＞二人で相談しても、埒が明かず、何の解決策もでてきません。
＞どちらも気まずい思いをするだけです。

そうですね、おっしゃる通りだと思いますよ・・・・
セックスは身体のコミュニケーションだと私は思っています。
｢肉」の部分ではなく、メンタル面で受け入れられているか・・・
そういった確認が、自然に出来るのがセックスです。
セックスレスの状態が続く事で
お二人の心の距離感が遠くなってしまう事は
とても残念な事だと思います・・・

＞先日、話し合いをした際に彼は、
＞「そんなに言うなら病院へ行こう。
＞俺も病院へ行くべきか迷っていた。
＞でも、その一歩が踏み出せないでいた」
＞と言いました。
＞私も、病院なり、カウンセリングへ行ったほうがいいのかな、
＞と思いました。
＞けれど、カウンセラーの先生にセックスの話をして、
＞それで、二人が思いやりを持って、お互い夫婦生活を改善できるのか、
＞ということがとても不安です。

＞不躾な質問をいたしましたが、どうかお許しください。
＞率直に今の自分の気持ちと私たちの現状を書かせていただきました。
＞お返事がいただけたら幸いです。

さびなさんの不安なお気持ちはとてもよく理解できます。
ただ、お二人の間に会話がなく、問いただす事も出来ず
悶々としていらっしゃるわけではないのに、前に進めないようです。
ご主人自身が、そういった前向きな発言をされている現在こそ
その行動を起こされる事をお勧めしたいと思います・・・・。

それは、セックスはセックスに終わらず
いつの日か、そのことが原因で心の隙間を感じることがくると思われるからです。
子供が欲しいと思われる場面でもそうでしょうし
他の異性に対して、何かを求めてしまう事は
絶対にないとは、正直言えないことでもあります。
それはさびなさんが、ご主人を裏切る事を予測しているということではなく
私の所にお出でになる、セックスレスのご夫婦に
結果として訪れてしまっていることなのです・・・。

一般的な男性は病院などに消極的的なのですが
さびなさんの場合、ご主人が、前向きに発言してくださっているようですし
それ自体が、彼も貴方を愛しているからに違いないと思うのです・・・・

その結果として、セックスレスが改善される事がベストであると思いますが
きっと必要な事は、彼が貴方との関係の為に
そういった努力を前向きにしてくださることで、
さびなさんが、愛されていると感じることができることのように思います。

また、結果としてセックスレスが改善されない現実があったとしても
努力と歩み寄りの結果として受け入れられるかもしれません。
最悪の場合、最善を尽くした結果として、
お互いが違う道を選ばれるような結果になっても後悔が残らないように思います。


さびなさん・・・・・・
貴方は、とても素直で純粋な方だと思います・・・
そして、ご主人を愛しているとも思います。
お二人の愛情が、良い意味で結果を生み
お互いの心も身体も愛情で抱きしめることが出来る事を願っています。

ここから先は、お二人にマッチした
病院やカウンセラーが見つかることを願っています。
不安だと思いますが、ご主人と相談され、
お二人で、理解し愛し合うために一歩を踏み出してくださいね・・・
応援しています・・・・・。

さびなさん、お久しぶりです。
お返事読ませていただきました。


ご主人への後ろめたさもあり、お返事ができないと思っていたとの事。
そうですね、微妙な内容だけに、その様な思いがあったのでしょう・・・・

ただ、結果的に、その時間の流れがご主人にこの事を教えてくれたのですね・・・
これもまた、意味ある偶然のように感じています。

結婚をし、今まで違う価値観の中で育ってきた二人が作りあっていく作業は
とても手探りで難しく大変な作業だと思います。
特に、セックスという男女の感じ方が全く違う事についての事だったのですから
なおさら難しいテーマだと私も思っています。


ただ、大切な事は、お二人がこのテーマの存在を
暗黙の了解にせず、しっかりと認め合ったことだと思います。
その部分でのみ消化のものを別の形で、言葉で相手にぶつけるのではなく
このテーマに対して、二人で考えていくというスタンスを持たれたことが
とても大切な、「創りあい」の第一歩だと思います。

そういったお二人の創りあいのお手伝いが出来た事を
とても嬉しく思っています・・・・

きっと、これからお二人で
楽しい事も嬉しいこともいっぱいあると思います。
でも、時によっては伝わらないと感じることもあるかも知れません・・・・
そんな時に、今回の経験を思い出して下さいね。
ご主人を信じて、一人で抱えるのではなく
一緒に考えることを、選んでいくことできっと新しい道が開けると思います。

心から応援しています。
お二人で、素敵な人生を仲良く手を繋いで歩いて下さいね・・・