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ライクユアセルフ 風早里美のブログ

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メールカウンセリング事例集

夫婦関係のお悩み
二度目の離婚、モラハラ加害者の私

モラ夫さん

2004年7月5日 モラ夫さんからご質問を頂きました。

はじめまして。
先週2回目の離婚をして精神的に相当落ち込んでいるものです。
何故生涯を通じて一番大切であるはずの婚姻関係を継続できないのか、
悩んでいるうちにこのHPにたどり着きました。


一回目の結婚は10年間
(子供2人いますが今は前妻の希望で会うことが出来ません)、
2回目は5年続きました(子供は二人の希望で作りませんでした)。

最初のうちはどちらとも、とても幸せなのですが
(相手もそうであったと願いたいところです)
そのうちに亀裂が入り相手が耐えられなくなって出て行くというパターンです。
恐らく私がモラルハラスメントの加害者であることに原因があると思います。

このHPがリンクされているモラルハラスメントの
HPの解説を読んで愕然としました。
私が過去2人の妻に対して行った行為の多くが書かれてあったからです。
すべてが当てはまるわけではありませんが、
2人の妻が共通して言った言葉
「あなたと居ると雁字搦めに縛られて息が出来なくなる」
「自分の良いところを否定され続けて良い部分がなくなってしまう」
から考えても、かなりの確立で
私が加害者であることに間違いはなさそうです。


2回目の離婚の話題が出るようになったのは今から一年前で、
また同じことを繰り返してはいけないと思い近くのカウンセリングに
10回ほど通いましたが、モラルハラスメントの話は出ず、
功は奏さなかったかったようです。
(逆にカウンセリングを受けたから1年間は持ったともいえると思いますが)


質問させていただきたいのは、私のこの性質は直るものなのでしょうか。
どこにいけば良いのでしょうか。
この事実がわかった以上私はもう結婚すべきではないのでしょうか。
(結婚するつもりもありませんが)
なにかご意見をいただけますとありがたいです。


私としては2番目の妻とやり直したい気持ちがあるのですが、
「ほら、病気の原因が判ったよ。もう怖くないよ。」というのも何かおかしな話で…。
また被害者であった妻が「もう大丈夫ね。」と言うはずもなく…。
よろしくお願いいたします。


はじめまして「モラ夫」さん、風早里美です。
ご質問を読ませて頂きました。

>はじめまして。
>先週2回目の離婚をして精神的に相当落ち込んでいるものです。
>何故生涯を通じて一番大切であるはずの婚姻関係を継続できないのか、
>悩んでいるうちにこのHPにたどり着きました。


辛い時期だと思いますが、
お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。

>一回目の結婚は10年間
>(子供2人いますが今は前妻の希望で会うことが出来ません)、
>2回目は5年続きました(子供は二人の希望で作りませんでした)。

>最初のうちはどちらとも、とても幸せなのですが
>(相手もそうであったと願いたいところです)
>そのうちに亀裂が入り相手が耐えられなくなって出て行くというパターンです。
>恐らく私がモラルハラスメントの加害者であることに原因があると思います。

>このHPがリンクされているモラルハラスメントの
>HPの解説を読んで愕然としました。
私が過去2人の妻に対して行った行為の多くが書かれてあったからです。
>すべてが当てはまるわけではありませんが、
>2人の妻が共通して言った言葉

>「あなたと居ると雁字搦めに縛られて息が出来なくなる」
>「自分の良いところを否定され続けて良い部分がなくなってしまう」
>から考えても、かなりの確立で
>私が加害者であることに間違いはなさそうです。


いろいろな辛い時間の後ではありましたが
自分自身を理解するメッセージに出会う事が出来て良かったように思います。
勿論、もっと早く、それに気付いていれば・・・・
と思われるところもあると思いますが・・・・
まず、自分自身を知り、そして「気付く」事が大切だと思います。

>2回目の離婚の話題が出るようになったのは今から一年前で、
>また同じことを繰り返してはいけないと思い近くのカウンセリングに
>10回ほど通いましたが、モラルハラスメントの話は出ず、
>功は奏さなかったかったようです。
>(逆にカウンセリングを受けたから1年間は持ったともいえると思いますが)


そうですね・・・・・
モラルハラスメントという着眼は、まだまだ社会的な認知が低いようです。
別の観点からの捉え方としてはあるのですが・・・・・
ただ、カウンセリングによって1年間のお二人の修正であったり
作りあいがあったりしたのであれば、意味ある行動をされたと思います。

私のところにも夫婦カウンセリングというご依頼で
離婚を考え始められたご夫婦がいらっしゃいます。
アバウトですが半分の方は、離婚を回避され
半分の方は、離婚を選ばれ歩き始められていかれます。
少しでも後悔のない段階で、選択をされるように
また、この結婚生活がどういった意味を持ち
この離婚が、どういったものであったかを整理して
次の人生に進んでいただけるよう
カウンセラーはサポートしているように思います。
経験された、それらのカウンセリングでは、
何かの気付きなどもあったのではないかと思います。

>質問させていただきたいのは、私のこの性質は直るものなのでしょうか。
>どこにいけば良いのでしょうか。
>この事実がわかった以上私はもう結婚すべきではないのでしょうか。
>(結婚するつもりもありませんが)
>なにかご意見をいただけますとありがたいです。


モラ夫さん、私は必ず人は変わるものだと思っています。
それは、自然な流れとして
長い時間というエネルギーの助けによって変わっていく場合と
自分自身の強い思いによって、「変えていく」場合です。

モラ夫さんが、今、ご自身の中の資質に気付かれ
そして、それを修正したいと強く願い行動されれば
必ず、変わることが出来ると私は思います。
ただし、お一人の力では限界があると思われますので
通う事の出来る場所にある専門家の力を借りて
ご自身が変わる努力をされる事だと思います。

急激な変化は、モラ夫のさんの中にある
とても良い資質までも奪っていきますので
出来れば絡んだ糸を解きながら、
ゆっくりとした時間の中で整理をされ、
思考の癖を理解していかれるといいと思います。
そして、その結果として行動修正をしていかれる事で
貴方の中に隠れている、加害者の資質を弱めていく事になると思います。

>「あなたと居ると雁字搦めに縛られて息が出来なくなる」
>「自分の良いところを否定され続けて良い部分がなくなってしまう」


この二つの、元奥様の言葉によると
モラ夫さんは、相手を束縛し、
自分自身に対して従わせるという資質を持っていると思われます。
その為に、相手の行動や人間性の未熟な点を指摘し
無力感を与える事で、ご自身が優位に立とうとされていると思われます。

こういった行動は、モラ夫さんの育った環境の中に
そのベースがあることは間違い無いと思われます。
これは、癖のように思考のプロセスが出来上がっていますので
自分自身だけでは、変えていくことは難しいと思われます。
最初の離婚の際に、その事に気付きがあれば
行動修正できた部分もあったと思いますが
結果として、今回の二度目の離婚の際に気付きがあったのでしょう・・・
その事は、残念がら事実ですし、過去を変えることは出来ません。

「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」
心理学者、エリック・バーン博士の言葉です。
とても、的を得た言葉だと私は思っています。

>私としては2番目の妻とやり直したい気持ちがあるのですが、
>「ほら、病気の原因が判ったよ。もう怖くないよ。」というのも何かおかしな話で…。
>また被害者であった妻が「もう大丈夫ね。」と言うはずもなく…。


そうですね・・・・
殴った人間よりも、殴られた人間の方がダメージは大きいと思います。
そして、短期間ではなく5年10年という時間の中で
離婚を選択された女性たちですから、多くのダメージを受けていると思います。

ただ、ここでよく考えていただきたいのは
別れた奥様とやり直す事が目的ではなく
彼女との結婚生活に何があり、ご自身が何をされてきたかを
しっかりと理解し、認めることだと思います。

とても辛く苦しい作業になると思います。
しかし、その事を受け入れ乗り越えていかれないと
モラ夫さん自身が、これからの人生を迷いながら戸惑いながら
生きていかなくてはならなくなると思います。


そして、また、「やり直す」という事ではなくても
ご自身の行動を認めた段階で、行動修正して生きていかれ
元奥様たちに「心から謝罪」出来る貴方になれたならば
きっと、貴方をモラハラに導いてしまっている心の暗雲は
その後の人生に立ち込めることは無いと思われます。
そして、そういった謝罪を終えることで
本当の意味で、貴方の結婚生活を終えることが出来るように私は思います。

また、モラ夫さんは、最初の奥様との間に二人のお子様もいらっしゃいます。
そういった意味からも、事実を見つめ認め
そして、新しい穏やかなモラ夫さん自身の豊かな人生を
手に入れることをお子さんたちの為にも考えて頂きたいと思います。

>この事実がわかった以上私はもう結婚すべきではないのでしょうか。
>(結婚するつもりもありませんが)


このご質問に答えるとすれば・・・・・
一人で生きていく淋しさは、とても耐え難い事です。
幸せを求めて結婚をしたいと思う気持ちは、自然な事だと思います。

でも、ご自身が今「気付いた」この事実に目を背けた結果として
誰かと出会い「何とかなる」と安易に思われて結婚をされるのであれば
三番目の犠牲者を創るだけだと私には思われます。
人はそんなに簡単に別れるものではない事を、私は知っています。


ただし、貴方が自分自身をまっすぐ見つめ
その事を理解し、受け入れ・・・・反省する事で
行動を修正する事が出来ます。
そして、新しいあなた自身が、自分自身の幸せを願い
結婚を望み、心から理解しあえサポートしあえる女性と
生きていかれるとすれば・・・・、
それはとても素敵な人生になるように私は思います。

この事実がわかった時点で、全てをあきらめるのではなく
この事実がわかったからこそ、何かが始まったのではないでしょうか?

全ての事は、自分自身から始まり
自分自身の決断で決まってゆきます・・・・・
どうか、モラ夫さんが「モラ夫」さんのままで生きていかれず
その事を嘆くだけの人生にすることなく
本当の意味で、幸せを手に入れ、心穏やかに
あなた自身を見つめ、抱きしめ、
好きになり生きていかれることを願っています。

誰にも、貴方を変えることは出来ません。
貴方にしか、貴方を救う事は出来ないのですから・・・・・
応援しています、勇気を出してくださいね・・・・・・。

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