HOME > セラピールーム > メールカウンセリング事例集 > その他のお悩み > 2001/03/09
トマトさん
私は、今とても孤独です。
それは、仕事上のことです。
今の保育所に勤めて、もう約10年になります。
保育所といっても院内保育所です。
私が勤めたころはまだ始まったばかりで、和気あいあいとしていました。
少人数で、(子どもも保育士も)毎日のんびりと保育していました。
認可保育所とは違い、内容の濃い保育ではありませんでしたが、
それはそれでよかったんだと思います。
私はまだ、下のほうの位置にいましたから、
私自身の気持ちものんびりしていたんだと思います。
4年後に結婚し、妊娠しました。
その時に主任も同じように妊娠に、私より先に産休に入ったため、
後、私が変わりにまとめ役となりましたが、
その時に保育所の建て直しを、
総務から要求があり、大変なとしになりました。
でも、私も認可保育所のように、子どもたちのため、
いろんな保育がしたかったのでひとつひとつ、
いちから作り上げていきました。
親子遠足をし、クリスマス会(親子参加)をし、
今までなかった職員会議をし・・・・。
年間行事も出来ました。
理想に近づいてきたようでした。そして、私も産休に入りました。
私が復帰するまでに、主任が復帰したので後は、主任に引き継ぎました。
私が復帰してからは、主任の変わりに色々苦労していたので、
今度はゆっくり、主任についていこうと思っていましたが、
またまた、主任も妊娠し、そして私も妊娠し・・・。
そして、復帰する時、主任はパートになるといって、
主任の立場が私に回ってきました。
しんどくなるなと思いながらも、意欲のある私は、引き受けました。
いろんな事を進めていく中で、皆の反発を受けるのも主任の立場です。
総務や、病院の会長からは、いろんな難題を出され、
それに反発する保育士たち・・・。
でも、反発ばかりもしていられません。
出来ることは引き受け、出来ないことは断り、してきました。
総務は敵にはしたくありません。
うまく付き合って、保育所側の要求も聞き入れてもらっています。
でも、みんなは聞いてもらったことより、
要求された事の不満ばかり言います。
誰かがミスすれば、指摘もしなければなりません。
そうこうしていると、また私は妊娠しました。
産休を取りました。
前は、産後6ヶ月で復帰していましたが、なかなか復帰する気になれず、
1年間やすんで、復帰しました。
私は、孤独でした。
妊娠中は、とてもしんどい立場と体で精神的にも疲れ、
3人とも入院しながら産みました。
一人目と三人目は妊娠中毒でした。
二人目は仕事中、急に動けなくなり切迫早産で2ヶ月入院して産みました
夜勤もしていたので、無理があったのだと思います。
ずたずたな私でした。
ただ、救われるのは我が子の笑顔です。
辛い時、我が子の笑顔を見ると、心を救われます。
今、復帰してから私は孤独です。
無視されるわけではありません。
話しているときは普通です。
何が違うかというと、子どもたちがお昼寝しているとき、
それぞれの仕事をするのですが、
皆、和気あいあいとしていますが、
どうしてか私だけ皆と違う部屋で仕事をすることになってしまいます。
部屋が三つあって(クラス)、
皆一日それぞれの部屋で仕事をしているのですが、
お昼寝の時間になると、私以外の保母さんは、
ひとつの部屋に固まってしまうのです。
私は、その日に入っていたクラスの部屋で仕事をします。
それだけなのですが、どうにもこうにも、孤独を感じるのです。
みんな、私を避けているのでしょうか?
私は嫌われているのでしょうか?
仕事を辞めたくても、私の年齢からして(35)
保育所での再就職なんて無理です。
それも、子どもがいるので、新しいところでは不安です。
経済的にも辞められません。
辞められたら、すっとするでしょうけど・・・。
新しい場所が欲しいです。
トマトさん、初めまして・・・
書き込みを読ませて頂きました。
「ずたずたになる」まで妊娠出産と共に仕事をしていらしたのですね。
仕事と子育ての両立で、精神的も体力的に精一杯費やす経験は
私にもありますので、とても人事とは思えませんでした・・・・・
身体をいためて妊娠・出産の経験も同質の体験をしています・・・
本当に辛かったと思います・・・きっと頑張ったんだなぁと感じました・・・
主任として、仕事内容を高め、問題意識をもって働いてきたのに・・・
同僚達の思いも汲み、調整役としてやってみたのに・・・
とまとさんの書き込みを読むと、
とても頑張り屋さんの貴方が見えます・・・
重ねてきた頑張りが、少しも評価されず、
返って自分を孤立に向かわせていたような悲しみもあるのでしょうか?
トマトさん、
貴方は精一杯やってきた・・・・それは事実だと思いますよ
貴方の頑張りは100%いいえ120%だったかもしれませんね・・・・
只、それをある人は70%だといい、ある人は55%の頑張りだと言う。
それは人それぞれの見える位置と、その人のフィルターによるものが大きいです。
そうであれば、唯一貴方の頑張りを正当に評価してくれる人がいます。
それは、誰でもない、『トマトさん自身』です。
他の誰かにどう見えていても、『頑張ってきた事実』も
もしかして『そうでない事実』も全てを知っているのは貴方自身のはずです。
そうであれば、周囲の評価がどうであれ、
貴方だけは「頑張ってきた貴方」を認めてあげませんか?
頑張ったね・・・・っと自分に言ってあげませんか?
『これ以上できないくらいだったよね・・・』と誉めてあげませんか?
そして、自分を肯定する感情『自己肯定感』を膨らませてあげて欲しいと思います。
トマトさん、
価値観がいろいろな人間が、『仕事』と言うキーワードで
職場に集まっているわけですから、
そこではみんなが親友にならなくてもいいのですよ・・・
もし、誰かが貴方を嫌っていてもいいではないですか?
価値観の違いで理解に苦しむ気質を持った人は本当に多いです。
「1+1」は人間関係の場合「2」にはならず、
時には「1」だったり、時には「0」だったりですね
そして時には、残念ながら「マイナス」になることもあるのです・・・。
そういった多くの人たちに、評価される事を
どこかで求めていると辛くなって、どんなに自分が頑張っても
結果として報われず『自己否定感』が高まってしまう事になります
時には、徒党を組み攻撃性を出してくる人たちもいますが
職場の方ではそこまでの低い意識の方はいらっしゃらないようですので
まだ、良かったとも言えます・・・・。
これからは、ビジネスパートナーとして、
あくまで嫌われていると言う事をできるだけ考えないようにして
自然に振舞う事を継続して実践してみてください。
相手が1歩引いたように見えているので自分が1歩引くと
二人の間には溝が2歩ではなくそれ以上になってしまいます。
普通にしていて、「自分がされて嫌な行動は取らない」「挨拶はする」など、
ビジネスとしてお互いに気持ちのいい距離を図ってください。
周囲があなたと距離を保つ事がイコールとして
貴方の存在を否定している事にはならないと思います。
貴方が、周囲の人たちに合わせようとすれば、
貴方のほうが傷つく価値観の違いを露呈しているだけだと思います。
『好き』『嫌い』のサークル活動ではないのですから、
そういった一線を引いた方がとまとさん自身の精神衛生にはいいと思います・・・。
そして、職場以外であなた本来の価値観にあう人に
出会う努力をされてはどうですか?
馴れ合いの、お手々繋いでといった・・・人間関係でなく
貴方があなたでいられるように貴方の弱さの出せる、
人間関係を創っていってくださいね・・・・
貴方は、貴方のしてきた行動をもう一度振り返り
自分を誉めてあげてください。
そして、本来の貴方を出せる人間関係を模索してみてください。
職場での今の『そういった空気』を認めるとそれが事実となります。
その空気はないものとして、生活していく事で
周囲の水の流れが変わります・・・・。
無条件に信頼してくれるお子さんの笑顔を、エネルギーに代え
少しずつ、自分を肯定していく時間を増やしてくださいね。
応援しています・・・