つんつんさん、こんにちは、風早里美です。


＞結婚して以来住んでいるアパートの隣に
＞引っ越してきた人のマナーが悪いので、
＞一言注意した所、様々な嫌がらせを受けました。
＞以前よそのお子さんに執拗に怒鳴ったりしていたことがあるので、
＞次はうちの子供の番だ、と思うと恐くなり１週間ほど実家に帰りました。

大変でしたね・・・
どうも今の社会はいろいろな傷を持った方がいらっしゃるようです。
そういった意味では、どんなに正当な行動であっても
相手の方によっては、リアクションに理解できない行動を
起こされてしまうことがあります。


＞しかし再び自宅へ帰ろうとした時自分で運転していたのですが、
＞急に息苦しくなり、激しい動悸と手足の震えで
＞そのまま近くのコンビニに車ごと突っ込みそうになりようやく止まりました。
＞酸欠のようになり、しばらく平静を取り戻せず、
＞そのまま実家へと逆戻りしました。

＞それ以来自宅に入る事はおろか、
＞近付くだけで動悸息切れ、手足の震え、
＞吐き気、めまい、頭痛腹痛などの症状が現れ、
＞結局現在半年近く自宅に戻れないでいます。

＞その他にも関連があるのかわかりませんが、
＞生理痛、排卵期の腹痛が重かったり出血量が多かったり、
＞普段も必ず夕方に下痢をしたり、夜寝つけない、と思いイライラしていると、
＞急に意識がなくなりそのまま眠ってしまったりしています。

症状的には「パニック障害」が考えられます。
これは、過呼吸や胸の苦しさ、めまい等いろいろな身体症状が出ます。
隣人への恐怖心から不安感が高まり、症状が出ているのでしょう。
診断される医師方によっては、
「自立神経失調症」『反応性うつ病』という名称になる可能性もあります。


＞その他にも自宅の中の様子を思い出せない、
＞自宅のことを考えると突然ヒステリー状態に陥るなどの
＞はっきりした症状があります。

このあたりは、自分自身の不安感から逃れる為に
その記憶を思い出さないように、思考が停止してしまっていると思います。
関連のあることを思い出すと、隣人への恐怖心を思い出す為です。


＞以前よりもイライラしやすくなったのは確実なようです。
＞些細な事で子供をヒステリックに叱りつける事が多くなり、
＞その度に激しい自己嫌悪に陥ります。
＞このままでは子供の為に非常に良くないと思い、
＞病院に行こうかと迷っているところです。

＞なぜ迷っているかと言いますと、これがきっかけで引越しが決まり、
＞引っ越してしまえば症状が軽減されるのではないか、
＞それならなるべく薬は飲みたくない、と思う反面、
＞引越し準備ができないのが大変なので、せめて引っ越すその日までに
＞治療していればいいかもしれない、という理由からです。

そうですね、現実的な生活の中で
選択肢はあまり多くないのは仕方の無い事です。
でもその中でも、できるだけ最良の方法を選びたいと思われるでしょう。


＞元々人付き合いが苦手、対人関係に神経質、ということもあるでしょうか。

＞家族、特に夫がきちんと受け止めてくれている事が心の支えです。
＞しかしこれ以上家族に負担をかけるわけにもいかないので…
＞やはりきちんと治療をするべきでしょうか。
＞その場合、どのような治療法があるのでしょうか。

私が、お勧めしたい事は・・・・・
まず、身体症状がどのくらい出ているかです。
睡眠の状態、食欲の状態が一番大切です。
あまりよい状態で無い場合は、受診・投薬を考えてください。
ただし、投薬は対処療法であり、今治療法にはなりません。

次に大切な事は・・・・
ご自身の今までの対人関係等を考えてみることだと思います。
今回の場合は「隣人」という特定因子によって反応しています。
しかし、この事がトラウマとなって体が緊張感を覚えてしまう可能性があるのです。
ですから、引越しによって隣人からは距離がおけますが
つんつんさんの中で、今回の恐怖心のために
今後の対人への関わりが不自然になる可能性もあるのです・・・・・。

パニック障害の場合、早期であれば
回復の可能性が、早い時があります。
というよりも、パニックの場合、最初にボタンを掛け違えると
より不安感が高まり、症状を複雑にしてしまうときがあります。

私が関わりを持ったクライアントの方には催眠療法という
療法が有効だったように感じています。
それは、心にある恐怖心となったトラウマへ
回復の暗示を催眠状態で丁寧に対話をしながらかけていく方法です。
全ての方に有効だとは思いませんが、効果的な可能性はあります。


まとめると・・・・・
身体状況を理解あるご主人と自分で確認して
睡眠と食欲が安定していなければ投薬を考えてください。
当面の体力を維持する必要があります。
心と身体は密接ですので両方からのアプローチを考えます。

引越しが現実のものとなった場合
ここまで拒否反応が強いとなると、ご自身は引越しに関わらないほうが
今の段階では賢明だと思います。
現実的な要因である「隣人」との接点(連想含）を排除します。


そして、最後に投薬は最短で終える為に・・・
近辺のカウンセラーに力を借りて、丁寧に対話をし、
ご自身の「対人関係に神経質」と書かれている部分を
整理して、ご自身の”癖”を探してください・・・・。
それと平行して催眠療法やイメージトレーニングで、
今回のトラウマを少しでも軽くすることを考えてください。


ここで提案させて頂いた方向性は
つんつんさんからの情報と過去の私の関わった
類似した症状のクライアントからの方向性です。
情報が少ない事もありますし、言葉や心は流動的ですので
間違いない回復の方向性であるとは
申し訳ないですが、断言できません。
マッチングの合うカウンセラーと出会われ、
具体的には相談されるようお願いします。


尚、精神科医の方の中には
カウンセリングに対して好意的であり、
カウンセラーを常駐させるところもありますので
そういった医療機関で受診される事をお勧めします。
保険も適用されますので、経済的でもあると思います。
ただし、大体「30分」という短時間である事がデメリットですね。

ご主人という理解者がいらしてよかったですね。
少しでも身体症状が緩和され、心穏やかになれれる事を願っています。
対処が間違いなければ、必ず「回復」または「改善」しますので
あせらず整理をしていってくださいね・・・・。