KANAさん、こんにちは、風早里美です。

色々な身体症状も出ていらっしゃるようですし
２歳のお子さんとの日々の生活もとても大変だと思います。
色々な事がご自身のみに起こってしまい
とても不安にも感じていらっしゃると思います。


＞内科の先生は「気のせいだよ」と言うし、
＞でも不安で別の内科にかかり、
＞「パニック発作」と「自律神経失調症」との診断をいただきました。

まだまだ内科の医師の中には、心の病に対して
理解をされていない方が多く、状況を検査などで長引かせてしまう事も多いようです。
そういった意味ではKANAさんが早い段階で他の医療機関を受診された事は
とても良い行動だったと思います・・・。
過呼吸はパニック発作の典型的な症状でもありますし
その診断の状態にいらっしゃるのだと思います。


＞その時点で抑うつ剤の「ルボックス」をいただいて様子を見ていました。
＞飲み始めてから元気になったような気がしました。
＞でもだんだん体が重く感じるようになって...
＞そのことを先生に告げると「いい先生がいらっしゃるのよ」と、
＞精神科のご紹介を受けました。
＞それはそれは親身になってお話を聞いて下さるので、安心して通院しています。

それは良かったですね・・・・
クライアントが安心して通院できる事が一番な事です。
投薬に対しても、どうしても副作用があることは事実ですし
その中で、投薬だけではなく精神科医の方に関わりを持たれ
その医師の方が、投薬だけでなく対話を大切にされる方でよかったと思います。


＞体のだるさ、何に対しても以前のように「欲」がでない、
＞体がシャキっとしない...とでもいいましょうか、
＞とにかくしんどかったので、いろいろな症状を紙に書いて
＞（うまくお話できない時があるので）先生に見ていただいたところ、
＞「仮面うつ病」との診断でした。

＞「ん？仮面うつ？」正直そう思いました。
＞そういう病名を知らなかったので。
＞今日、「消えてしまいたい」と思ったことは病気の性格なのでしょうか？

身体のだるさや「欲」が出ない状態・・・
これは投薬による副作用であると思います。
神経が過敏になりやすい症状に対して
感覚を撹拌するタイプの投薬はよくされることでもあります。

そういった意味では、仮面うつ病と言うよりも
うつ病に近いように私は感じています。
ただ、頂いたメールだけで判断する事は難しい部分もありますので
関わっている精神科医の方が信頼できる方であれば
その判断が正しいのかもしれないです。


＞あらいぐまみたいに手を何度となく洗ったり（気分が落ち着くので）、
＞出掛けに鍵や火の始末を何度となく確認したり...

このあたりの行動は、恐らく神経症だと思います。
強迫神経症で、火元不安等の確認不安などの面だと思います。
手を洗う動作については、今までの自分や、過去にあったことなど
それらを洗い流して「リセット」したいと言う感情が
深層に隠れている事が多いです。


＞というのは「孤独感」で、どうしようもなく「愛情に飢えている」そうです。
＞ACも自分で疑ってしまいます。

勿論こういった症状が出やすい事は
根底に親子関係や、育った環境の中に
愛情が少ないと本人が感じていたり、そのままのその人の人格ではなく
自分の感情を押し殺して、周囲に合わせて生きてきた事で
自分自身を信じられないと言うか、自分がどうしたいのかもわからない
そんな、感覚があるのです・・・・


＞気にかけてくれる男性もいるのですが、
＞「本当に愛してもらえるだろうか？」と自分をさらけ出していないのも現状です。
＞こんなことで、子供に影響がないか心配ですし、
＞ACのことも含めてゼヒご回答をいただきたいと思います。

KANAさんが、心配されているように
現在の貴方の状況は恐らくＡＣ性によるものが多いと思います。
これらに対しての対応は、投薬では対処療法（その時だけの対応）に過ぎず
根治療法（ベースからの治療）にはなりません。

そこで、KANAさんの場合関わっている精神科医の方に
信頼感を持っていることが大切です。
その精神科医の方の病院にはカウンセラーはいませんか？
病院であれば、１ヶ月で５回までは保険診療としてカウンセリングが出来ます。
ただし、時間が短いのは少し残念ですが･･･多分３０分くらいの設定だと思います。

つまり、できればカウンセリングを受けられる事を勧めします。
離婚を含め、育った環境など、どこにKANAさんの
現在の状況に繋がるものがあるかわかりませんが
対話をはじめ、イメージトレーニングや、催眠療法
自律訓練法によるリラックスを含めた対応が有効だと思われます。
縺れかかった心の糸を整理し、心も身体もほぐしてあげる事が
とても大切だと思うからです・・・・。


お子さんに対しての影響ですが・・・・・
虐待の連鎖と同じで、私はＡＣも連鎖すると考えています。
決してKANAさんが、お子さんを大切にしていないと言う事を
申し上げているのではありません・・・・。

ＡＣは、自分自身の中に心の隙間があります。
悪気が無くても、心の隙間を埋めたいと痛切に思う事で
行動する事が、結果として弱者である子供へと
向かってしまう事が多いからです。
虐待と言う形でなくても、例えば自分が出来なかったお稽古事をさせる事で
自分がお稽古事をさせてもらっているような感覚になると言う事です。
その結果として、子供の感じているその子自身の価値観が
認めれれにくくなるので、その子供も「自分がどう考えているのか」
「どう感じているのか」がわかりにくい思考になってしまうことが多いのです。

KANAさんの心の隙間をまず埋めてあげる事で
今の身体症状を改善したり、お子さんとの関わりが自然なものに
なっていく事に繋がると思います・・・・

そのあたりを、罹っていらっしゃる精神科医の方に
相談をされ、より丁寧に現在の段階で対応していく事で
身体症状を含めた状況を改善できるように思います。
「うつ」は心の風邪です。
最初の対応を間違えると肺炎になってしまう時もあります。
どうか、心を安らかに持たれ、解熱剤を入れたり
氷枕で頭を冷やしたり、身体を温めゆっくり眠ったり・・・・・
風邪の初期にされるような対応を、貴方の心にしてあげてくださいね。

お子さんとともに、心安らかに感じられ
少しでも、自分自身を好きになり幸せを感じられるように
心から応援していますね・・・

KANAさん、こんにちは。
お返事有難うございます。


＞あれからＡＣ関連のＨＰや書物を読みました。
＞これからカウンセリング受けてみようと思います。
＞幸い、通院中の先生のご紹介があり、予約待ちの状況です。

現在通院中の病院でのご紹介があり
本当に良かったですね・・・・・。


＞ＡＣのことに限らず、いろいろお話してみようと思います。
＞子供への連鎖は考えさせられるところがありました。
＞私が今、できること。
＞それは娘をいっぱい抱きしめてあげることかな、と。

良い事に気づきましたね・・・・
とてもそういった行動は娘さんに愛されている事を伝えられると思います。
「無条件の愛情」と言った意味でどういった存在であっても
相手を受け入れる････といった意味で、褒めるときだけでなく
スキンシップをされるといいと思いますよ・・・


＞時々、うつの症状の時に娘に泣かれたりすると、パニックで自傷行為が出ます。
＞（自傷...という範囲ではないのかもしれませんが、
＞自分の髪の毛をギューっと引っ張っています。
＞髪の毛が大量に抜けることもしばしばです。
＞頭皮が痛いのが快感だったりするんです）
＞娘の泣き声も頭に響いて「助けて～！」って心の中で叫んでいます。
＞でも、娘は悪くないんです。
＞だから、自分を責めて「この子は悪くないのに」って。
＞いろんな症状が出て気が狂いそうになって、落ち着かない日もあります。

KANAさん・・・・
このあたりで無理をされている事は
とても辛いことだと思いますよ・・・・

どういった状態にある女性でも、子育てはストレスの溜まるものです。
ですから時にイライラしてしまう事も仕方のない感情です。
そういった感情があっても「この子は悪くない」といって
自分自身を攻めるのは止めましょう。


ストレスが子供に対して言葉や行動の暴力的なものになっては
制御してほしい事ですが････時として、そういった気持ちになっても
そういう感情を持ったKANAさん自身も認めてあげて下さい。
そのほうが自然だと思います。

そんなに人間は強いものではありません。
そして、「～こうあるべき」ではなく時にはそうできないあなた自身も
せめてKANAさん自身だけは、受け入れてあげてくださいね。
「疲れているんだね・・・」「甘えたいんだね」と、そう言って
あなた自身を許してあげてください。
貴方は素敵なお母さんだと思いますよ・・・・


＞紹介されたクリニックは家から程近いところなので、気軽に行けそうです。
＞心が落ち着くことを信じながら、カウンセリングの日を待ちたいと思います。

少しでも心穏やかな時間を送られ
自分自身を愛し、お子さんを愛し・・・・
そして素敵な人生を送っていただきたいと思います。
応援していますね・・・・