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メールカウンセリング事例集

症状に関するお悩み
彼女とSEX出来ない

トッティさん

2004年05月06日 トッティさんからご相談を頂きました。

私は、今まで付き合った女性は5人ほどいますが、
一度たりともSEXをしたことがありません。
それは、いざ挿入となると、少ししぼんでしまうんです。

完全にしぼむというわけではなく、
いざ挿入となると勃起度が6~7割程度になるという感じです。
そうなるとどんどんあせってしまい、
どんどん小さくなってしまうといった具合です。


私は悩み、風俗へいく決意をしました。
そして今まで、6人の女性と性交渉(本番です)をした結果、
6人中5人が挿入可能だったのです。
風俗嬢と性交が成功し、自信をつけて彼女との性交渉に向かいましたが、
やはり失敗し、そしてまた風俗へ行き、
また彼女にチャレンジという連鎖を続けております。


風俗ではローションを使っているため、
そのためかと思い彼女とも使ってみましたが無理でした。
一度、彼女と試みた際、勃起度が8割程度までしか下がらず、
ローションも使いがんばりましたが、
頭の部分が少しだけめり込むところまでは行きましたが、それ以上はむりでした。
それが一番おしかった経験です。
(ちなみに私の普段の勃起度ですが、
オナニーの際、どんなにカチカチになっても、角度は90度までしか立ちません。
よく、天井を向く人の話を聞くのでそのあたりも気になっています。
この角度は生まれつきです。)

どうすればいいのでしょう?精神科へ行くべきなのでしょうか?
本当に悩んでいます。


はじめまして「トッティ」さん、風早里美です。
ご質問を読ませて頂きました。

繊細な内容ですので、書かれている情報から
出来るだけ、いろいろな角度からのお話しをしたいと思います。


愛した女性と、身体ごと結ばれる事が出来ない事に
とても深い悲しみと、男性としての心の痛みを感じています。
交際された女性との性交渉は、肉体の問題だけでなく
ふれあいを通じた、身体のコミュニケーションという
位置づけともいえると思い、複雑な思いをされている事でしょう・・・。


さて、トッティーさんが、現在おいくつなのかわかりませんが
このことで悩まれているという事は、年齢的にも若くていらっしゃるのでしょう。

現在、こういったお悩みは「勃起不全障害」というケースだと思います。
これは、オナニーによる射精が多い事で、自分自身での接触に比べ
女性の性器の柔らかさでは、刺激が少ない為に
勃起度が下がってしまう・・・というものです。
一般的には、オナニーの回数を減らし、
刺激に対して強いものでなくても、
ペニスが感じることが出来るようになれると、
女性器でも勃起を維持し挿入可能となるようです。


別の観点から考えると、泌尿器科の病が原因となっている場合もあるようですので
そういった期間を受診される事も、確認のひとつとして必要かもしれません。


ただし、この内容の一番重要なところは
風俗の女性とは、性交できるということだと思います。

理由としては、ハード面としてここに書かれている
ローションなどの潤滑的なものが必要かもしれない・・・という事。
次に、風俗の女性はある程度の人数の男性経験が前提ですので
女性器が発達している為に、膣が受け入れやすくなっており
ペニスの挿入が、容易であることが考えられます。

そういった観点から考えられると、交際をされた女性が
男子関係の少ない、まじめな女性であり
性交に関しても、控えめな女性であった場合
女性側の身体の問題として捉えることもできるかもしれません。
そのあたりを考え、交際された女性に該当するかどうか考えられると
気付くこともあるかもしれないですね・・・・・


さらに、ソフト面での理由として
トッティーさんが心配されているように精神的な面があると思います。

一般的に、性交渉に対して何かのハードルがある場合は
一概には言えませんが、以下のようなことが言われています。


まず、幼児期、又はそれに近い時代に
両親、又はその他の大人のSEXを見てしまった場合です。
それは、子供にとって、見てはいけないもの・
不潔なものと感じていたりする反面
その行為に、訳もわからず惹かれている自分に気付き
ある種の罪悪感や、不安感が高まってしまいます。

そういった幼児体験によって、大人になって性交に至る際
本人が意識している記憶ではないのですが
無意識の中の、その感覚が蘇り、行為に対しての否定感が高まり
勃起率が下がってしまったり、性交が上手くいかなかったりします。


次に、女性の代表者として位置づけられる母親に対しての
何かの思いが、無意識の中に存在している場合です。
それは、パワーある母親に抑圧されてきた事によって
その女性との性交の際に、抑圧された感覚が蘇り
男性から幼児(弱者)となってしまい、結果として萎えてしまうのです。


では、なぜそういった場合に風俗の女性と性交できるのでしょうか?
一概には言えませんが、一般的なSEXと違い
表面的には従ってみせたりする行動もあるのでしょうが
プロである風俗の女性が、根底ではリードしているといえるでしょう。
どこかで、その女性に主導権を与えた場合は、幼児のままであっても
掌で転がしてくれるというか、そういった安定した心の状態があるのでしょう。

逆に彼女とのSEXの場合、
大体の場合男性側がリードする事が常だと思いますし
そうでなくても、「そうしなくては・・・」という意識が
トッティさんの中にあるのではないかと思います。

ですから、あなた自身も書かれているように、
勃起度が下がってきた場合にあせり始め、
その為により萎えていくという
悪循環を始めてしまうのではないでしょうか?
その焦りの中には、相手に「弱さ」を見せたくないあなた自身がいると思います。

ですが、そういった形で性交が上手くいかなかった場合
二人の間には、気まずい雰囲気が流れるでしょうし
その事で、卑屈になっている自分、
返って、そうでない自分を演じていたりする自分を感じて
交際が、自然なものではなくなっていったのではないかと思っています。


その他の、何かが隠れているかもしれませんが
細やかな部分については、ここに書かれた情報だけでは難しいと思います。
そこで、最後にこれからの方向性について少し書かせて頂きます。

トッティさんは、精神科の受診を考えていらっしゃるようですが
すこし、その方向性は違うような気持ちがしています。

それは、貴方の場合は「不眠」「摂食障害」などの身体症状がないのですから
投薬などの問題ではないと思われること・・・・・・
もちろんバイアクラなどの、投薬を考えていらっしゃるとすれば
泌尿器科なのかもしれませんが・・・・・・・・
そういった意味であれば、機能的な検査をされる事は必要かもしれません。

ただ、その機能に問題が無ければ
ここに書かれているような状況であった場合は
カウンセリングなどを通じて、心にどんな思いが隠れているかを
しっかりと見極める事が必要だと思います。
ですから、もし精神科に行かれるのであれば、
カウンセラーが常駐した病院を捜されるといいと思います。

ドクターハラスメントという観点から私のところにも
医師の不用意な言葉で傷ついていらっしゃる方も多く訪れます。
ご事情が繊細な事だけに、そういった事にならないように
いろいろな評判を聞かれて、医師やカウンセラーを選ばれるといいと思います。

マッチする専門家と出会われ、自分自身を探され
心も身体もひとつになれる女性と出会われることを願っています・・・・・

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