HOME > セラピールーム > メールカウンセリング事例集 > 症状に関するお悩み > 2004/10/14
snowさん
はじめて、メールにてご相談させていただきます。
最近やっとうつ状態が少し軽くなってきて簡単な本を読んだり
新聞の関心ある記事が読めるようになってきたところです。
ただ波があり、疲れた翌日などわけもなく泣いたり、
何もしたくなくて絶望感に陥ったりもしています。
現在心療内科で抗欝剤の薬を服用し、
約半年薬物療法(抗不安剤など)を行っていますが、
症状は日によって異なり、気候や環境の変化もあって長引いている気がします。
昨年も同じような状態で仕事が出来なくなり、
3ヶ月ほど心療内科や診療所、漢方薬、鍼など転々とし、
新しい仕事に外国人と取り組むことで立ち直ったと思っていたのですが、
個人で仕事をしているため、余裕のない一人暮らしの生活習慣と、
冷え、ストレスから今年、3月はじめに再発してしまいました。
仕事をやめると、日常生活がろくにできないくらい体力が衰え、
気候の厳しさもあり、気力の落ちた状態でなんとか生活を続けていましたが、
食欲不振になり、日常生活にも支障をきたすようになりました。
カウンセリングに通う必要性を何となく感じながらもそこまで行動が伴わず、
8月からは実家に帰省し、食べて、気が向いたら日記を書いたり、
音楽を聴いたり、それも横になって休み休みという状況ですが、
高校卒業以来、親とは同居しておらず、
考え方ややり方の違う親との生活にストレスがたまり、
最近はちょっとしたことでもイライラして過食気味です。
診療所では、身体症状、精神症状を話しますが、
私の場合、単にそれだけではなく、4年間の海外生活、
その帰国後のあらゆる生活の変化への
不適応(離婚、2度の解雇、人間関係等)が尾を引いている気がします。
日照時間が短く寒い国で知らず知らず冷えをためこんでいたこと、
毎年春先に抑うつ状態になっていたこと、さらに日本でのストレス状況が重なって
重い自律神経失調が出たのではと思っています。
精神的なストレスとしては、仕事一本ではやっていけず、
寂しさや生活のバランスをとるために片思い的な恋をするくせがあります。
でも、独りよがりなりに私は、相手から夢中になれる魅力とエネルギーをもらい、
それに対してできることをしていたつもりでした。
今回も、仕事を通じての疲れる人間関係でしたが、
はじめは恋であった感情を何とか友情にしていこうと消耗しながらも
メールでのコミュニケーションを続けていました。
今までの関係が長続きしなかったのは、縁がなかったからでしょう。
今の関係が続くのかどうか、今が病気なだけに、
それに振り回されたくないというのが本音です。
ただ、私の性格のくせだとすれば、
今後気をつけることでよりよい関係が作れるかもしれません。
相手に喜んでもらいたいとの行動はしても、
それに対して見返りを期待しない関係でいたいです。
はじめましてsnowさん、風早里美です。
お返事が、遅くなり申し訳ありませんでした。
ご質問を読ませて頂きました。
うつ症状によって、色々な思いをされているようですね・・・
ただ、症状としてはうつ状態なのですが
実際に症状の回復を阻害し、長引かせているのは
snowさん自身の、考え方の癖なのではないかと思っています。
昨年も同じような状態で仕事が出来なくなり、
3ヶ月ほど心療内科や診療所、漢方薬、鍼など転々とし、
新しい仕事に外国人と取り組むことで立ち直ったと思っていたのですが、
個人で仕事をしているため、余裕のない一人暮らしの生活習慣と、
冷え、ストレスから今年、3月はじめに再発してしまいました。
この書かれている様に、心と身体の状態が
回復している途中であるのにも拘らず
新たな”にんじん”(目標)を、ぶら下げ
自分に其れを手に入れるように、駆り立てているようです。
この行動は、自分の状態(うつ状態)を受け容れ無い為に
何とか今の状態を克服する事で、脱出しようともがいているのだと思います。
診療所では、身体症状、精神症状を話しますが、
私の場合、単にそれだけではなく、4年間の海外生活、
その帰国後のあらゆる生活の変化への
不適応(離婚、2度の解雇、人間関係等)が尾を引いている気がします。
日照時間が短く寒い国で知らず知らず冷えをためこんでいたこと、
毎年春先に抑うつ状態になっていたこと、さらに日本でのストレス状況が重なって
重い自律神経失調が出たのではと思っています。
ご自身を分析されているようです。
私も、それらの事も原因だと思います・・・
しかし、自律神経失調症であっても
現在では随分と良い薬が開発されている事もあり
脳内物質的に回復していくことも可能であったかもしれません。
そこで、前述させて頂いたように、生活された環境よりも
ご自身の内面的な思考の癖に、問題があるのではないかと思っているのです。
精神的なストレスとしては、仕事一本ではやっていけず、
寂しさや生活のバランスをとるために片思い的な恋をするくせがあります。
でも、独りよがりなりに私は、相手から夢中になれる魅力とエネルギーをもらい、
それに対してできることをしていたつもりでした。
今回も、仕事を通じての疲れる人間関係でしたが、
はじめは恋であった感情を何とか友情にしていこうと消耗しながらも
メールでのコミュニケーションを続けていました。
今までの関係が長続きしなかったのは、縁がなかったからでしょう。
今の関係が続くのかどうか、今が病気なだけに、
それに振り回されたくないというのが本音です。
ただ、私の性格のくせだとすれば、
今後気をつけることでよりよい関係が作れるかもしれません。
相手に喜んでもらいたいとの行動はしても、
それに対して見返りを期待しない関係でいたいです。
「恋」であった感情を、なぜ『友情』に変えていかれるのでしょう・・・?
詳細が書かれておりませんので、わかりませんが・・・・
「片思い的な恋」を、「本当の恋」にしない為に
意図的に、その様にされているように感じるのは
私のフィルターのせいでしょうか?
其の裏側には、自分自身が「傷つきたくない」といった思いが隠れていると思います。
相手に喜んでもらいたいとの行動はしても、
それに対して見返りを期待しない関係でいたいです。
こういった気持ちは、とても綺麗で素敵なものです・・・
私も、とても憧れはしますが、
そんなに人間は割り切りの良いものではないように思います。
見返り・・・・を期待しなくても、
愛すれば、愛されたい・・・・それはい自然な心の動きだと思います。
ご自身の中に、そういった思いがあるからこそ
「見返りを期待しない関係でいたい・・・という思いを持たれるのだと思います。
でも、そう思っているsnowさんには、それなりの意味があり
其の心を動きを、『~こうあるべき』という考えで変える事は出来ません。
きっと、心は勝手に動いてしまいます。
そういった、色々な感情が自然に動いてしまう事を
理性で規制しようとし過ぎているのではないかと思います・・・・
だからこそ、其の事に心が疲れ果ててしまい
身体が、疲れ果ててしまっているように私には感じられます。
ただ、私の性格のくせだとすれば、
今後気をつけることでよりよい関係が作れるかもしれません。
このように書かれていますね・・・・
そうです、自分自身が『本当の自分』を知り
心の癖を知る事で、これからのsnowさん自身が変わることが出来ます。
カウンセリングに通う必要性を何となく感じながらもそこまで行動が伴わず、
8月からは実家に帰省し、食べて、気が向いたら日記を書いたり、
音楽を聴いたり、それも横になって休み休みという状況ですが、
高校卒業以来、親とは同居しておらず、
考え方ややり方の違う親との生活にストレスがたまり、
最近はちょっとしたことでもイライラして過食気味です。
うつ症状の中には、snowさんの心の癖が隠れています。
其の癖を、あなた自身が、頭ではなく心で理解し認める事で
今の症状は、少しずつ回復していくと思われます。
どうか、身近なところでカウンセリングを受けてみて下さい。
とても聡明な方だと思います。
しかし、その聡明さゆえに『知性化』と『合理化』という
心の癖を作り出してしまい、問題を複雑に絡んだものにしてしまっています。
自分自身では、抜け出す事は難しいと思います・・・・・
また、「身近で」と書かせて頂いたのは
snowさんのような方の場合、
メールカウンセリングなどでなく、面談の必要があるからです。
面談は多くの情報を、カウンセラーに伝える事が出来ます。
言葉で「no」と言っていても、
本当には「yes」である事が面談であればわかるからです。
どうか相性のあうカウンセラーと出会ってください。
病院に行かれているようなので、保険の適用もありますし
そういったところでカウンセリングを受けられる事も出来るかもしれません。
問題がより複雑になっていく前に
症状がより深いものになったりする前に
カウンセリングを受けてみて頂きたいと思います。
必要を感じながら、行動に移れない事は
貴方の中に、まだ変りたいエネルギーが
蓄積されていないのかもしれないです・・・・・・
貴方を救えるのは、貴方しかいません・・・・
一度、考えてみて下さいね
応援しています・・・・・