HOME > セラピールーム > メールカウンセリング事例集 > 症状に関するお悩み > 2006/11/05
おかんさん
はじめまして娘の事ですが数年に渡り虚偽を繰り返しております
つい先日拉致をされたかのように警察まで動員してしまいました
車に押し込まれ薬を飲まされ知らないところで降ろされたと、
一般の方に救いを求め保護されましたが
警察の方が嘘ときずき本当の事件じゃなくてよかったねと言って下さいましたが
この事は実際には罪になるので今後この様な事のないように
専門家に相談した方が良いとのことでした、
実際いろいろと心療内科や精神科にも入院したりとかもしました
改善が望めませんでした
薬だけで治るとも思わず
カウンセリングで効果があるのだろうかと心の葛藤が…
傍に居る私が疲れてしまい笑顔になれない
ときどきこの娘死のうかと考えたりしてしまう自分が嫌です
どうか差し迫っている私にアドバイスを下さい
「おかん」さん、はじめまして風早里美です。
お返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
差し迫ったご様子で、「心」も「身体」も辛い状態だと思います。
心療内科や、精神科の医師はどのように説明されたのでしょうか?
入院もされたとの事で、どういった対応になったのかと思っています。
>実際いろいろと心療内科や精神科にも入院したりとかもしました
>改善が望めませんでした
>薬だけで治るとも思わず
>カウンセリングで効果があるのだろうかと心の葛藤が…
娘さんの状態が、カウンセリングで対応できるかどうかは
実際に面談をしてみたいと、はっきり申し上げられないとしか言えません。
「ミュンヒハウゼン症候群」というべき、虚言癖で人格障害レベルなのか
それとも妄想レベルで、統合失調症なのか・・・・・
そのあたりも、この文面だけでは計り知れないところがあるからです。
ただ私も、おかんさんの言われるように
投薬だけでは改善は望めないと思います。
そういった意味で、対応された医療機関での臨床心理士との面談
つまりカウンセリングは実践されたのかが、気になるところです。
また、私のところへお出でになった方の中でも
医師からの見放された状態であったり、強制入院や
精神障害として認定できる・・・・と言われた状態であった方であっても
普通に近い生活が出来るようになられた方もいらっしゃいます。
このような場合も、会話が成り立たないような状態であっても
初回面談の中で、可能性を見出す事が出来れば、
「ここまでは持っていけそうだ」という見極めが出来る場合は
お引き受けする時もあります。
そのようなヘビーな状況の場合は
ほとんどご家族にも面談をして頂く場合が多いのですが
その方が空回りせず、改善が早い場合が多いからです・・・・・
>傍に居る私が疲れてしまい笑顔になれない
>ときどきこの娘死のうかと考えたりしてしまう自分が嫌です
少し、おかんさんが「うつ状態」になってしまっているようですね・・・
こういった状況が長く続いてしまうと、本人ではなく
家族の心が悲鳴をあげ始めます。
どうか、まずカウンセリングの可能な病院を探してください。
娘さんの気質も含め、カウンセラーとの相性もあると思いますから
しっかりとカウンセラーショッピングをして頂ければと思います。
娘さんが同意をされないなどの状況があるのであれば
おかんさん自身が、ご自身の心の重さを
吐き出しにカウンセリングに出かけられた方がいいと思います。
おかんさん、どうか、死なないで下さい。
今は辛く重く、一体いつまで・・・・?
と、心は闇になってしまうと思いますが・・・・・
今は、そう思えないと思いますが
「生きていて良かった・・・」と思える日が来ます。
今は、前に進もうなどと考えないで
今日一日を、生きていることだけを考えてください・・・・
今の貴方の辛さが「思い出」に変わる日が来ます。
きっと、きっと来ますから・・・・・・死なないで下さい・・・・・・
生きていることには意味があり、
生かされていることには意味があります・・・
今の出来事も、何かの意味を含んでいると思います。
今の苦しみに、どんな意味があったのか
いつか、わかる日が来ると思います・・・・・・
今日一日を、生きてくださいね・・・・